21日の日経平均株価は、現地20日の米株安を受けて始まりから売りが先行、その後も対ドルでの円高を嫌気して軟調に推移したが、衆議院の予算委員会で植田和男日銀総裁は「長期金利が急激に上昇すれば機動的に国債買い入れを増額する」と述べたことから過度な金利先高感が後退、為替相場が円安方向に振れたことから日経平均もプラス転換して午前10時43分に同130円77銭高の3万8808円81銭を付けたが、後場に入って週末要因から上値が重い展開も見られたものの取引終了にかけ堅調に推移するなど前場の高値を伺う場面も見られて総じてしっかりで前日比98円90銭高の3万8776円94銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同1.93ポイント高の2736.53ポイントと小反発して取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は19億4682万株、売買代金は4兆3160億円。騰落銘柄数は値上がりが556銘柄に対して値下がりは1031銘柄と多い。変わらずは53銘柄だった。21日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=150円台半ばで推移している。朝方発表の1月全国消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回ったものの事前に警戒したドル売り・円買いが先行していたため発表後からドル買い・円売りが優勢となった。その後衆院予算委員会に出席した植田日銀総裁が「国内の金利が急上昇するようなら国債の買い入れ増額などで機動的に対応する」と発言したことで長期金利が低下するとドル買い・円売りが加速して150円台後半まで上昇した。一巡後は3連休前の持ち高調整の動きに上値を抑えられて伸び悩んだ。
週末の個別は、ホンダがほぼ1%、パナソニックが1%台と値を上げている。ホンダは日産を現社長の退陣を条件に日産を買収するとか言うニュースで上げたのかな。三菱重工は2%台、三菱UFJは1%台、コマツとトヨタが小幅に値を下げている。日銀総裁は能無しなんだから相場に関してよけいな口を出さない方がいい、・・(--〆)。
日本ブログ村へ(↓)