25日前場の日経平均株価は、現地22日の米株が終値ベースでの史上最高値を更新したことを受けて朝方から買いが先行、堅調に推移する中で時間外取引で米株先物が上げていることも追い風になって日経平均は一時3万9000円を回復、午前10時8分に同769円79銭高の3万9053円64銭を付ける場面もあったが、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されている他に外国為替市場で1ドル=153円70銭台と朝方の水準よりもやや円高方向に振れていることも意識されて上値が重くなったが、それでも前週末比584円83銭高の3万8868円68銭と大幅に続伸。TOPIX(東証株価指数)が同27.61ポイント高の2724.14ポイントと上昇した。東証プライム市場の出来高は9億1131万株、売買代金は2兆1473億円。騰落銘柄数は値上がりが1182銘柄と7割を超えた一方、値下がりは401銘柄で、変わらずは61銘柄だった。後場はやや売り優勢で取引が開始されたが、前場の取引終了にかけ上値が重かった動きが継続して売りが優勢となったようだ。
25日午前の東京外国為替市場のドル円相場は実需買いが一巡した後は「次期米財務長官を巡る思惑から再び売りが出た」(資産運用会社)ようで1ドル=153円台後半に下落している。正午現在は153円76~77銭と前週末(午後5時、154円71~72銭)比95銭のドル安・円高。この日の東京早朝は売りが先行して154円近辺に大きく値を下げた後に154円20~30銭台で推移。午前9時すぎにかけて米長期金利の低下などを受けた売りで153円80銭台に軟化した。仲値公示にかけては実需買いが優勢で154円20銭台に上げたが、再び売りが優勢となって153円50銭台に下落した。市場ではドル円の下落について「財政面でタカ派な姿勢の氏が次期米財務長官に指名されて財政拡張に歯止めがかかるとの見方が広がった」(国内銀行)との声や「売られ過ぎたユーロが買い戻されてドルが売られてドル円に波及した」(外為仲介業者)側面もあったという。それでも「153円を割り込むほどの強い材料ではない」(先の資産運用会社)。午後は「材料に乏しく方向感なく推移する」と見るようだ。
週明けの個別は、三菱重工が2%台、トヨタ、ホンダが1%台、コマツが小幅に上げているが、このところ好調だった三菱UFJとパナソニックが小幅に下げている。米株高で買いが先行したが、円高やら利益確定やら戻り待ちの売りやら何だかんだ売りが入っているようだ、・・(一一")。
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