11日の日経平均株価は、朝方から円がドルやユーロに対して円高に振れたことから輸出関連銘柄を中心に売りが先行、一時下げ渋る場面もあったが、日経平均は午前10時39分に同428円64銭安の3万5730円52銭の安値を付けて後場に入り円高・ドル安と歩調を合わせるように下げ幅を拡大、午後2時29分に同905円73銭安の3万5253円43銭と今日の安値を付けたが、その後は買い戻しやリバウンド狙いの買いで下げ幅を縮小して終値ベースで3万5000円台となるのは8月9日(3万5025円)以来1カ月ぶりということで前日比539円39銭安の3万5619円77銭と大幅に7日続落、TOPIX(東証株価指数)も同45.87ポイント安の2530.67ポイントと6日続急落して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は19億3972万株、売買代金は4兆1993億円。騰落銘柄数は値上がりが105銘柄に対して値下がりは1523銘柄と9割を超えた。変わらずは14銘柄だった。

 

11日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=141円台前半で推移している。日銀の中川順子審議委員が秋田県金融経済懇談会に出席して発言内容が追加利上げに前向きと受け止められてドル売り・円買いが加速。午後には日経平均株価が下げ幅を拡大したこともあって一時141円台を割り込み23年12月以来の円高水準を付けた。米大統領選のテレビ討論会でハリス副大統領が優位に立ったとの見方もあってこれまでトランプ前米大統領の勝利を見込んでドルを買っていた筋が持ち高調整で売りに傾いたとの見方もあった。

 

週中の個別は、コマツ以外はすべて下落、トヨタ、ホンダ、三菱重工が3%台、三菱UFJが1%台、パナソニックが小幅に下げて引けている。コマツもプラスとは言っても小幅な上げで終わっている。円高が嫌われているようだが、1ドル130円程度が標準ではないだろうか。まだまだ円安ではある、・・(一一")。

 

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