7日の日経平均株価は、始まりは日経平均先物のシカゴ清算値が6日の大阪取引所清算値よりも安かったことからサヤ寄せする動きが先行したが、下げ渋る動きを見せる中で内田真一日銀副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げを行うことはない」と発言したと報じられると金利上昇への過度な警戒感が後退して日経平均は午前10時53分に同1174円31銭高の3万5849円77銭を付けて、その後は高値圏での値動きが続いて前場高値に急接近する場面も見られたが、取引終了にかけては手じまい売りに押され上げ幅を縮小して前日比414円16銭高の3万5089円62銭、TOPIX(東証株価指数)が、同55.00ポイント高の2489.21ポイントと続伸。日経平均は3日ぶりに終値ベースで3万5000円台を回復した。プライム市場の出来高は32億9536万株、売買代金は7兆3744億円。騰落銘柄数は値上がりが1092銘柄、値下がりは526銘柄、変わらずは28銘柄だった。

 

7日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=147円ちょうど近辺で推移している。序盤は144円台後半を軸にもみ合ったが、午前10時30分ごろからドル買い・円売りが加速して147円台まで急上昇。その後は底堅く推移して午後には148円ちょうどに接近する場面もあった。午前中は内田日銀副総裁が北海道函館市の金融経済懇談会において「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と明言したと伝わったことで日銀による追加利上げ観測が後退した。

 

週中の個別は、トヨタ、ホンダの輸出企業が小幅に下げている。この辺りは円高のせいだろう。逆に三菱重工は9%台、三菱UFJは8%台、コマツは7%台と乱高下で失った分を回復しているようだ。パナソニックは小幅な上昇だった。日銀副総裁が金融資本市場が不安定な状況で利上げする必要はない」などと口にしてしまったが、余計なことは言わずにおいた方が為替市場への圧力となるのだが、まあ学者先生だから正直なんだろう、・・(一一")。

 

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