4日の日経平均株価は、午前10時47分に同403円82銭高の4万314円64銭を付けて連日で取引時間中の史上最高値を塗り替えた。後場に入って史上初の4万円乗せによる短期的な達成感や急ピッチな上昇の反動などから上値が重くなる場面も見られたが、取引終了近くから引き締まる格好となって前週末比198円41銭高の4万109円23銭と続伸して終値でも4万円台を維持し終値の史上最高値を更新。TOPIX(東証株価指数)は同3.14ポイント安の2706.28ポイントと3日ぶりに反落して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は18億5955万株、売買代金は5兆3879億円。騰落銘柄数は値上がりが425銘柄に対し、値下がりは1195銘柄で7割を超えた。変わらずは37銘柄だった。市場は、プライム市場では値下がり銘柄の方が多く日経平均は一部の銘柄がけん引する状況にある。今週末のSQ(特別清算指数)値の算出を控えてひずみの解消で値動きが粗くなる可能性もあると警戒のようだ。

 

4日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=150円台前半で推移している。朝方はドル売り・円買いが先行してドル・円は一時149円80銭台まで下落した。日本政府がデフレ脱却を表明する検討に入ったと前週末に報じられたことがドル・円の押し下げ要因になったとの見方もある。日経平均株価が4万円台乗せを達成したあともしっかりした値動きとなったことからドル・円は下げ幅を縮小。午後になると強含む場面もみられたが、上値は限られた。

 

週明けの個別はトヨタ、ホンダ、三菱重工、三菱UFJ、コマツ、パナソニックともすべて小幅に下落、日経平均は4万円台に乗せたが、AI熱で半導体銘柄などが買われているとか。いずれにしても市場の勢いで実体がないのでいつかは大きく値を下げるだろう。その際の底値は3万5千円くらいだろうか、・・(◎_◎;)。

 

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