イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ地区北部シュジャイヤで、イスラム組織ハマスに拘束されていたイスラエル人の人質の男性3人を誤って殺害したと発表した。ハマスの戦闘員と誤認したとみられる。イスラエル国内では人質解放を求める声が強く、政権にとっては打撃となりそうだ。

 

イスラエル軍は「3人を誤って脅威だと認識し、彼らに発砲した」と説明している。3人がイスラエル軍の部隊に近づいたところ、自爆テロなどと誤認され、殺害された模様だ。3人が現地にいた理由は不明だが、自らハマスの拘束から逃れたのか、もしくはハマスにより現地に取り残された可能性がある。軍は殺害状況などの詳しい調査を始めたという。【カイロ金子淳】

 

イスラエル軍が人質3人を誤って殺害 ハマス戦闘員と誤認か(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

命のやり取りをしている極限状態の戦場ではこういうことは高い確率で起こり得る。お茶の間、・・今はそんなものはないか、・・でテレビを見ながら考えるのとはまるでレベルが違う。特に非対称戦ではいつどこから誰が攻撃してくるか分からない。つい最近ハマスの奇襲でイスラエル軍の司令官を含む10人が戦死しているので猶更だろう。こんな時は白旗を掲げているからと言って安全だとは言えない。イスラエル軍とは言っても兵士は招集されたものも多いだろうから戦場経験が豊富とも言い難い。捕虜も保護を求める時は弾丸を遮蔽し得るところから自分たちは敵ではないことをイスラエル軍が理解するまで伝えるべきだろう。非対称戦ではこのようなことは日常茶飯事起こり得る。不幸な出来事で亡くなった方は誠に気の毒ではあった。

 

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