24日の日経平均株価は、日経平均が昨日大幅に3日続落した反動で自律反発狙いの買いが先行、その後先物主導で下げに転じて前場後半には3万551円67銭(前日比447円88銭安)まで下落、中東情勢や米長期金利動向に対する不透明感は強くニデックが昨日引け後に発表した23年4-9月期連結決算(IFRS)が市場予想に届かず株価が急落したことで投資家心理の後退につながったとの見方もあったが、売り一巡後は押し目買いや買い戻しに持ち直しの流れとなり後場中盤には再度プラス浮上、物色範囲を広げて大引けにかけて引き締り東証業種別株価指数(全33業種)では精密、空運、鉄鋼、陸運など20業種が値上がり、海運、銀行、医薬品など12業種が値下がり、変わらずは1業種、東証プライム銘柄の65.7%が上昇して前日比62円80銭高の3万1062円35銭と4営業日ぶりに反発。東証プライムの出来高は14億8470万株、売買代金は3兆7241億円。騰落銘柄数は値上がり1091銘柄、値下がり507銘柄、変わらず61銘柄。市場は、ニデックの株価急落が投資家心理に水を差した面はあるが、基本的には短期筋の先物売買が主流で読みづらい。ただ日経平均は10月4日に一番底を付けて今日は二番底形成の可能性があり目先的な戻りも期待されると底を打ったとの読みで上げに期待のようだ。


24日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=149円台半ばで推移している。米長期金利の上昇が一服した他、日経平均株価が朝高後に軟化したことを受けてドル売り・円買いが先行。昼前には149円50銭近辺まで下落した。ただ日銀が長期金利の上昇を抑えるために臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知したことが円売りの材料になりドル・円の下値は限られた。午後は緩やかながら戻りを試した。

 

週前半の個別は上げ下げまちまち、三菱重工とパナソニックは小幅な上昇、一方でコマツは1%台、トヨタ、ホンダ、三菱UFJは小幅に下げた。ウクライナ情勢や中東情勢が不安定で頼りの米国経済も右下がりではこの先もあまり期待は出来そうもない。一番危ないのはイスラエルとハマスの対立で下手をすると世界を巻き込んだ争いになる可能性がある。そうはならなくても石油の安定供給に不安が残る。世界はとうとう戦争へと向かうのだろうか、・・(>_<)。

 

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