29日の日経平均株価は、28日の米株高を受けて前場に買いが先行、日経平均は寄り付き直後に3万2027円46銭(前日比154円94銭高)まで値を上げたが、一巡後は下げに転じて四半期末に伴う機関投資家のリバランス(資産配分の調整)に絡んだ売りが観測されて前場終盤には3万1737円13銭(同135円39銭安)まで軟化、その後は下げ渋り前引けにかけては小安い水準で推移、昼休みの時間帯に日経平均先物が持ち直した流れを受けて日経平均は強調子で始まったが、再び軟化して下げ幅を拡大、一時3万1717円74銭(前日比154円78銭安)まで下落、四半期末に伴う機関投資家のリバランス(資産配分の調整)に絡んだ売りや日経平均構成銘柄の入れ替えに伴う売りへの懸念も根強く需給面での重しとなり売り一巡後は半導体関連株高などを支えに切り返して再度プラス圏に浮上する場面もあったが、買いは続かず大引けにかけて小安く東証業種別株価指数(全33業種)では海運、鉄鋼、鉱業、電気・ガスなど31業種が値下がり、その他製品、精密の2業種が値上がり、東証プライム銘柄の74.2%が下落して前日比14円90銭安の3万1857円62銭安と小幅続落。東証プライムの出来高は18億8589万株、売買代金は4兆9096億円。騰落銘柄数は値上がり429銘柄、値下がり1360銘柄、変わらず42銘柄。
29日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=149円台前半で推移している。午前中は実質「5・10日」に伴う実需のドル買い・円売りにより強含みで推移したが、当局による介入も警戒されて上値は限られた。昼すぎに日銀が臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知するとドル買い・円売りが強まって149円50銭近辺まで上昇したが、今晩の米8月PCE(個人消費支出)デフレーターなどの発表を前に手控えムードも強く一巡後は上げ幅を縮小。時間外における米長期金利の上昇一服もあり終盤にはやや下げ基調を強めた。
週末の個別は全滅、日経平均の下げは小幅だったが、個別はかなり大きく値を下げている。コマツ、パナソニックが3%台、ホンダ、三菱UFJが2%台、トヨタと三菱重工が1%台と値下げ幅が大きい。円安が止まらないが、お上も日銀もこれと言った対策を取っていないので仕方がないだろう。仮に短期利率を1%上げると1千兆円と言うお上の謝金の利子が10兆円になってしまう。それならコロナ対策費の余剰金を当てて価格補助した方が安上がりだ、・・とまあそんなところだろうか。円安も利下げも利上げもメリット、デメリットがあるが、少しくらいはバランスを取るべきだろう、・・(-_-メ)。
日本ブログ村へ(↓)