28日の日経平均株価は、9月末の権利落ちの影響や戻り待ちの売りなどが先行、弱含みで推移する中、先物に大口の売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大、後場も売り優勢で午後零時34分には同697円48銭安の3万1674円42銭と今日の安値を付ける場面も見られたが、取引終了にかけて下げ幅を縮小して前日比499円38銭安の3万1872円52銭と大幅に反落して取引を終えた。終値ベースで心理的なフシ目の3万2000円を割り込むのは8月25日(3万1624円)以来約1カ月ぶり。東証プライムの出来高は16億6147万株、売買代金は3兆9872億円。騰落銘柄数は値上がり241銘柄、値下がり1539銘柄、変わらず27銘柄だった。市場は、前場の下げは海外投資家が損失の出ている日本株以外の株式と好調な日本株をセットで売る合わせ切りの影響を受けたのではないかと安値の外国株のせいにしているようだ。


28日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=149円台前半で推移している。上昇が一服した米長期金利に連動する形でドル・円も上値の重い展開となった。午前中には鈴木財務相が円安に対して「あらゆる手段を排除せず適切に対応する」と述べたこともドル・円の上値を抑えたとの見方もあるが、これまでと発言内容に大きな違いはなく市場の反応は限られた。

 

週後半の個別は日経平均の落ち方に比べるとそう大したことはない。三菱重工だけが小幅なプラス、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、コマツが1%台の下落、パナソニックは小幅な下落だった。為替が1ドル150円に近づいている。財務大臣が口先で介入しても市場は動かないだろう。金利もお上の借金の利子が増えては困るのだが、それでも為替と金利をうまくバランスさせるのが日銀の知恵だろうが、知恵がないのでどうしようもないだろう。金利安も円安もそれぞれメリット、デメリットがある。金利ばかり下げっ放しにしておいて円安を放置するのも経済には悪影響があるんだろう。その辺をうまくバランスさせるべきだろうけど能無し日銀には困ったものだ、・・(-_-メ)。

 

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