25日の日経平均株価は、日銀の緩和継続姿勢を背景に買いが先行、日銀の植田和男総裁は前週末に金融政策決定会合後の記者会見で政策修正の時期について「到底決め打ちはできない」と述べて緩和政策が当面続くとの見方が強まったことで、前週末の米株安が重しとなって日経平均は下げに転じる場面もあったが、下値は堅くまもなくプラス圏に盛り返して前週に1100円超下落していたことでリバウンド狙いの買いが入りやすく時間外取引での米株先物高も支えとなって上げ幅を拡大、後場終盤には3万2722円22銭(前週末比319円81銭高)まで上伸、一巡後は一服商状ながら大引けにかけて高値圏で推移、東証業種別株価指数(全33業種)では医薬品、小売、食料品、情報・通信など25業種が値上がり、銀行、海運、証券商品先物など8業種が値下がり、東証プライム銘柄の74.8%が上昇して前週末比276円21銭高の3万2678円62銭と5営業日ぶりに大幅反発。東証プライムの出来高は12億6935万株、売買代金は3兆1720億円。騰落銘柄数は値上がり1374銘柄、値下がり412銘柄、変わらず50銘柄。
25日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=148円台半ばで推移している。米金融引き締めの長期化観測が高まる一方日本の当局による介入への警戒感も根強くドル・円は売り買いが交錯。「5・10日」に伴う実需のドル買い・円売りも観測されて前週の高値を上回る場面もあったが、積極的に上値を追うような展開にはならなかった。
週明けの個別は日経平均が大幅反発した割にはさえない。三菱UFJが2%台と大きく落としているが、これは金融緩和継続のせいだろう。コマツが1%台、トヨタ、ホンダ、三菱重工は小幅に寝落ちしている。唯一上げたのがパナソニックで2%台の後半上げている。日本当局の為替介入と言ってもその場限りの対症療法で金利を調整してうまくバランスを取ればいいのだが、お上の借金の金利が上がってしまうことが最大のネックなんだろう。困ったものではある、・・(-_-メ)。
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