14日の日経平均株価は、米利上げ長期化懸念の後退を背景に13日の米株が上昇した流れを受けて日経平均は寄り付き後まもなく3万2780円63銭(前日比361円30銭高)まで上伸したが、一巡後は円高・ドル安進行が重しとなり先物売りを交えて下げに転じ、前場後半には3万2225円37銭(同193円96銭安)まで下落、その後はプラス圏に持ち直して後場序盤に向けて値を戻す場面もあったが、買いは続かず大引けにかけては弱含んだが、新規の手掛かり材料に乏しい中、3連休を控えて持ち高調整売りに抑えられ、東証業種別株価指数(全33業種)では電気・ガス、小売、陸運など20業種が値下がり、海運、その他金融、証券商品先物など13業種が値上がり、東証プライム銘柄の61.8%が下落して前日比28円07銭安の3万2391円26銭と小反落。東証プライムの出来高は13億3681万株、売買代金は3兆7640億円。騰落銘柄数は値上がり624銘柄、値下がり1134銘柄、変わらず77銘柄。市場は、来週は決算にらみで個別株物色にとどまるだろう。再来週にはFOMC(米連邦公開市場委員会、25-26日開催)や日銀金融政策決定会合(27-28日開催)を控えており様子見気分に傾きやすいと見るようだ。
14日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=137円台後半で推移している。米インフレのピークアウト観測や日銀による金融政策の修正観測からドル売り・円買いが加速。日経平均株価は朝高後に伸び悩んだこともドル・円の重しになり午前中は137円20銭近辺まで下落した。米長期金利の低下が一服したこともあり午後にかけては下げ幅を縮小したが、3連休前で積極性は乏しく戻りは限定的だった。
週末の個別は、トヨタ、ホンダ、コマツが小幅に上げたが、パナソニックが1%台、三菱重工と三菱UFJの三菱グループが小幅に下げて引けている。日経平均は米株に追従して上げたが、円高が重しになって下落、結局国内に材料がないことが株価の上昇を妨げているようだ。もう少し国内に材料が出てくるよう政治も金融も頑張るべきだろうが、どうもいけないようだ、・・(◎_◎;)。
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