7日の日経平均株価は、6日の欧米株高や海外投資家の資金流入を支えに日経平均は前場の早い段階で3万2708円53銭(前日比201円75銭高)まで上昇するが、連日の上昇で利益確定売りも出やすく下げに転じ、先物主導で一旦下げ幅を拡大、後場序盤に持ち直す場面もあったが、先物に再び大口売りが出たのをきっかけに軟化、大引けにかけて下げ幅拡大の流れとなり、日銀保有のETF(上場投資信託)を巡る植田総裁の発言にアルゴリズム取引が反応したとの見方もあり、東証業種別株価指数(全33業種)では機械、電機、医薬品など32業種が値下がり、ゴム製品の1業種が値上がり、東証プライム銘柄の69.1%が下落し、前日比593円04銭安の3万1913円74銭と5営業日ぶりに大幅反落、安値で引けた。東証プライムの出来高は16億8794万株、売買代金は4兆6521億円と大きく膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり504銘柄、値下がり1268銘柄、変わらず62銘柄。市場は、後場の先物売りによる急落はロールオーバー(期近から期先への乗り換え)による影響が出たのではないか。明日以降の動きを見極める必要があるが、多少一服感は出てきたようだと高値の天井が見えたようだ。
7日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=139円台前半で推移している。日経平均株価の大幅安を受けリスクオフのドル売り・円買いが先行した。仲値決済にかけては国内輸入企業による実需のドル買いが観測されたものの来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)や米5月CPI(消費者物価指数)の発表などを控えて積極性は乏しく日経平均が安値圏で推移する中、ドル・円も戻りの鈍い展開が続いた。
週中の個別は日経平均が大きく下げたことで全滅、それでも下げ幅はそう大きくはなかった。ホンダが2%台、トヨタ、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが1%台、防衛費倍増で流れに乗る三菱重工は小幅な下げだった。日本の株価が上がったのは欧米景気減退で海外資金が流れ込んだことと仕掛けもあったのではないだろうか。相場なんてものは勢いもあるからなあ。この先も相場は動くだろうけどこれ以上の高値はないのではないだろうか。もっとも国内に何か大きな材料でも出て来れば別だろうけどそんなもの出て来そうもないからなあ、・・(◎_◎;)。
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