24日の日経平均株価は、始まりから売りが先行、米債務上限問題をめぐる政府と共和党との協議に進展がなく、23日の米株が下落、高値警戒感から利益確定売りも出やすく先物売りを交えて日経平均は下げ幅を拡大、前引け近くには3万597円13銭(前日比360円64銭安)まで下落、中国で新型コロナウイルス感染が再拡大しているとの報道が相次ぎ重しとして意識され、先物売りを交えて日経平均は下げ幅を拡大、後場寄り付き直後には3万566円83銭(前日比390円94銭安)まで下げ、売り一巡後は下げ渋ったが、午後の戻りは限定され大引けにかけて上値が重く、東証業種別株価指数(全33業種)では空運、陸運、サービスなど25業種が値下がり、鉱業、電気・ガス、輸送用機器など8業種が値上がり、東証プライム銘柄の61.8%が下落して前日比275円09銭安の3万682円68銭と大幅続落。東証プライムの出来高は12億4322万株、売買代金は3兆1884億円。騰落銘柄数は値上がり603銘柄、値下がり1134銘柄、変わらず98銘柄。市場は、下がれば押し目買いが入ってくるが、戻りが鈍いようなら再び売られる可能性がある。米債務上限問題の行方をにらみつつ中国のコロナ情勢にも配慮する必要があり警戒は怠れないと先行きに注目のようだ。

24日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=138円台半ばで推移している。日経平均株価の下落を受けたリスクオフのドル売り・円買いが優勢となり午前中のドル・円は上値の重い展開となった。昼過ぎには138円35銭近辺まで下落した。日経平均が後場に下げ渋りの展開となったこともあってドル・円も午後は下げ止まったが、追加の手掛かり材料が乏しく積極的に戻りを試すような動きにはならなかった。

 

週中の個別は、トヨタが5%台と大幅美値を伸ばした。昨日の5%近い下落を取り戻したが、下落自体がシステムエラーかとも言われ、理由が見当たらないので元に戻ったと言うことだろう。三菱重工が1%台、三菱UFJとコマツが小幅に上げたが、ホンダとパナソニックは小幅に下げて引けている。日経平均が大幅に上げていたが、これも勢いで市場は売り時を見計らっていたのだろう。これで調整してどこに落ち着くか、適正な値に落ち着くかが見どころではある、・・(◎_◎;)。

 

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