15日の日経平均株価は、円安・ドル高を支えに買いが先行、先物買いを交えて日経平均は上げ幅を拡大、前場の早い段階で2万9629円47銭(前週末比241円17銭高)まで上昇、利益確定売りに上げ幅を縮小する場面もあったが、後場入り後には持ち直し大引けにかけて高値圏で推移、外国人買いが支えとして意識され、東証業種別株価指数(全33業種)では保険、その他金融、証券商品先物など28業種が値上がり、精密、石油石炭製品など5業種が値下がり、東証プライム銘柄の63.5%が上昇し、前週末比238円04銭高の2万9626円34銭と大幅に3営業日続伸。心理的はフシ目となる2万9500円を超えるのは、21年11月22日(終値2万9774円11銭)以来約1年半ぶり。東証プライムの出来高は14億4844万株、売買代金は3兆1715億円。騰落銘柄数は値上がり1166銘柄、値下がり620銘柄、変わらず48銘柄。市場は、相場のけん引役は外国人投資家と見られるが、海外マネーの流入がさらに続くかどうかは不透明だ。上昇トレンドとは言えどこかでスピード調整がないと後が怖い。今日で決算も一巡し、手掛かり材料もなくなってくると先行きには警戒のようだ。


15日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=136円台前半で推移している。米インフレの高止まりを意識したドル買い・円売りが優勢となり、136円台を回復。一巡後は伸び悩む場面があったが、昼にかけて持ち直した。午後になると日経平均株価の堅調推移も材料になり、リスクオンのドル買い・円売りにより上げ幅を拡大。戻り売りが上値を抑えたが、下値は限定的だった。

 

週明けの個別はトヨタだけが小幅に下げているが、これは減益報道が効いたのだろうか。上げたのは三菱重工が2%台後半、三菱UFJが1%台、ホンダ、コマツ、パナソニックは小幅だった。日経平均が大きく上げているとは言っても国内に材料があるわけでもなく米国景気の動向や為替、そして個別企業の業績による買いが入っただけだろう。市場の言うようにいったん調整が入らないと後が怖いと言うのは実感だろう、・・(◎_◎;)。

 

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