12日の日経平均株価は、決算に絡んだ好業績銘柄を中心に買いが先行、半導体関連株の上昇も支えとなり日経平均は始まりから上げ幅を拡大、大引け近くには2万9426円06銭(前日比299円34銭高)まで上伸、東証が11日に発表した5月第1週(1-2日)の投資部門別売買動向で海外投資家の買い越しが続き好需給要因として意識された面もあり、東証業種別株価指数(全33業種)では水産・農林、精密、ゴム製品、輸送用機器など20業種が値上がり、石油石炭製品、パルプ・紙、鉱業など13業種が値下がり、前日比261円58銭高の2万9388円30銭と大幅続伸。9日の年初来高値(終値2万9242円82銭)を更新し、21年11月25日(同2万9499円28銭)以来約1年半ぶりの高値水準となる。東証プライムの出来高は16億6497万株、売買代金は3兆9587億円。騰落銘柄数は値上がり1031銘柄、値下がり737銘柄、変わらず66銘柄。市場は、欧米経由でバスケット買いが入り買い越し傾向にある。日経平均2万9000円定着で改めて海外投資家の日本株買い意欲の根強さが感じられこの勢いなら3万円乗せの日もそう遠くはないのではないかと期待のようだ。


12日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル134円台半ばを軸にもみ合いと見る。前日の海外時間は英中銀の利上げが想定通りだったことから英ポンドやユーロに対してドルが買われドル・円を支えたが、市場予想を下回る米4月PPI(生産者物価指数)を受けてドル売りが強まる場面もあった。一方米国では債務上限の引き上げをめぐる協議が延期され、ドル・円の重しになりそう。6月1日にもデフォルトに陥る可能性があるとされており目先の懸念材料として意識される。

 

週末の個別は、上げ下げまちまち、ホンダが4%台と大きく上げ、トヨタも1%台とまあまあではあるが、三菱重工が1%台、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが小幅に下げている。市場は3万円台とか騒いでいるようだが、何も材料もないのにどうして国内株が上がるんだろうか。まあ上げるのは結構だが上げたと思ったらまたガタガタと下げるようでは困りものではある。しっかりした材料でも出てくるといいのだが、どうも期待薄のように思える、・・(◎_◎;)。

 

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