28日の日経平均株価は、27日の米株高を好感、買い先行で始まり一旦2万8700円台に乗せたが、その後は伸び悩み「日銀が長期緩和の検証を実施し、先行き指針も見直しを検討する」と伝わると先物に大口の売り物が出て上げ幅を急速に縮小したが、日銀が金融政策決定会合で現状の大規模緩和策の維持を決定したことで午後は上げ幅を拡大、円安進行とともに先物主導で買われ日経平均は大引け間際に2万8879円24銭(前日比421円56銭高)まで上伸、東証業種別株価指数(全33業種)では電気・ガス、機械、輸送用機器など32業種が値上がり、銀行の1業種が値下がり、東証プライム銘柄の90.4%が上昇し、前日比398円76銭高の2万8856円44銭と大幅続伸。18日に付けた年初来高値(終値2万8658円83銭)を更新し、22年8月19日(同2万8930円33銭)以来約8カ月ぶりの高値水準となる。東証プライムの出来高は15億8744万株、売買代金は3兆7751億円。騰落銘柄数は値上がり1659銘柄、値下がり155銘柄、変わらず21銘柄。市場は、日銀の緩和維持で買いを誘発したが、主流は短期筋による買い戻しと見られる。日経平均は2万9000円を視野にセンチメントがさらに好転するかを見極める必要があろうと先行きの高値は状況次第と見るようだ。
28日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=135円ちょうど近辺で推移している。午前中は日銀金融政策決定会合の結果公表を前に横ばい推移となったが、一部報道を受けて思惑が交錯、乱高下する場面があった。午後に日銀が異次元緩和を含めた大規模な金融緩和策の据え置きを発表するとドル買い・円売りが強まってドル・円は急伸。一旦135円手前で上昇が一服し、その後は植田日銀総裁の会見を前に様子見ムードが強まったが、終盤になって再度上値を試し、135円台を回復した。
週末の個別は、金融関係の三菱UFJだけが小幅に下落、大規模金融緩和ってまだ続けようとしているが、そんなに意味があるのか。10年やって効果が出ないことを続けても意味がないと思うが、やはり金を借りるには金利が安い方がいいのだろうか。上げた方はホンダが2%台、トヨタ、三菱重工、コマツが1%台、パナソニックが小幅だった。しかし金融緩和ばかり何時までも続けていないで中小企業への資金融資は政策としてやるべきだと思うけどねえ、・・(◎_◎;)。
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