26日の日経平均株価は、米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクの大規模な預金流出が明らかとなり経営不安などから25日の米国株式が下落、円高・ドル安も重しとなって売りが先行、日経平均は前場早々に一旦2万8400円を下回り、時間外取引(日本時間26日)での米株先物高を支えに下げ渋る場面もあったが、買いは続かず再び軟化、利益確定売りに一段安となり後場前半には2万8319円77銭(前日比300円30銭安)まで下押しし、一巡後は再び持ち直したが、戻りは限定、大引けにかけて2万8400円台前半で停滞、東証業種別株価指数(全33業種)では銀行、証券商品先物、機械など29業種が値下がり、建設、食料品など4業種が値上がり、東証プライム銘柄の82.5%が下落するなど前日比203円60銭安の2万8416円47銭と3日ぶりに大幅反落。2万8500円割れは14日(終値2万8493円47銭)以来8営業日ぶり。東証プライムの出来高は11億990万株、売買代金は2兆7267億円。騰落銘柄数は値上がり273銘柄、値下がり1516銘柄、変わらず47銘柄。
26日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=133円台半ばで推移している。27-28日の日銀金融政策決定会合などを控えていることもあって全体的に様子見ムードが強くほぼ横ばい推移となった。午前中は国内輸入企業による実需のドル買い・円売りが観測されたものの米景気に対する懸念の高まりから積極的にドルを買う動きは見られなかった。
週中の個別は、トヨタだけが小幅に上げたが、それ以外は下落、三菱重工、三菱UFJ、コマツ、パナソニックが1%台、ホンダが小幅に下げた。金融不安というが、日本は大丈夫のようだ。しかし、最近は銀行も窓口を縮小したり、駅前の一等地の店舗を閉鎖して奥に引っ込むなど営業体系を変えている。金利が安すぎて個人のお客から金を集めて貸し付けても利益が出ない。そこで個人預金者開いても窓口を縮小したり金がかかる一等地の店舗を閉鎖して投資業務などに力を入れているようだ。低金利もいい加減にしないとそのうちに煽りが来るかもしれない、・・(◎_◎;)。
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