衆参5補欠選挙と第20回統一地方選の後半戦は23日、投開票された。補選で自民党は、衆院千葉5区で英利アルフィヤ氏(34)、山口2区で岸信千世氏(31)、山口4区で吉田真次氏(38)、参院大分選挙区で白坂亜紀氏(56)がそれぞれ当選し、「4勝1敗」で勝ち越した。衆院和歌山1区は日本維新の会の林佑美氏(41)が勝利し、和歌山県では初めての議席を得た。今回の結果は、岸田首相の衆院解散戦略にも影響を与えそうだ。

補選では、政府の物価高・少子化対策や外交・安全保障政策などが主な争点となった。与野党は、岸田内閣の「中間評価」となる選挙と位置付け、総力戦を展開した。選挙期間中の15日には、首相が和歌山市の遊説先で、爆発物を投げ込まれる事件が起きた。

千葉5区補選は、自民議員だった薗浦健太郎氏が「政治とカネ」の問題で辞職したことを受けて実施された。選挙戦は計7人の混戦となった。自民の英利氏は「これから仕事で恩返ししていきたい」と述べた。自民は、補選の原因となった不祥事による逆風が予想されたことから、首相をはじめ党幹部を次々投入した。野党候補の乱立で、政権批判票が分散したことも有利に働いた。

山口2区補選は、議員辞職した岸信夫・前防衛相の長男の岸氏と、民主党政権で法相を務めた無所属の平岡秀夫氏(69)の一騎打ちだった。岸氏は、世襲批判を意識し、選挙戦では謙虚な政治姿勢を強調した。岸氏は「岸田政権が推し進めている安全保障、エネルギー政策に前向きに取り組みたい」と語った。

安倍晋三・元首相の死去に伴う山口4区補選は、吉田氏が「弔い合戦」を前面に出した。安倍元首相の昭恵夫人の全面的な支援も得て、他の候補を引き離した。吉田氏は「(安倍氏の)思いを引き継いで、実現させていきたい」と強調した。

参院大分選挙区補選は、大分県知事選(9日投開票)に出馬した前参院議員の辞職を受けたものだ。自民の白坂氏が、立民の吉田忠智氏(67)を破った。白坂氏は「全身全霊で日本のため、大分のために頑張っていく」と意気込んだ。

一方、和歌山1区補選は、岸本周平・前衆院議員(現和歌山県知事)の辞職に伴うもので、林氏は、維新が躍進した統一地方選・前半戦の勢いを勝利につなげた。和歌山県内の小選挙区を維新が制したのは初めて。林氏は「古い政治を新しくしてほしいとの思いが結果になった」と喜びを語った。

読売新聞社の集計によると、衆院千葉5区の投票率は38・25%で、2021年の前回衆院選から15・82ポイント下がった。和歌山1区は44・11%(前回比11・05ポイント減)、山口2区は42・41%(同9・20ポイント減)、山口4区は34・71%(同13・93ポイント減)だった。参院大分選挙区の投票率は42・48%で、22年参院選を10・50ポイント下回った。

 

衆参5補選、自民は4勝1敗…岸田首相の衆院解散戦略にも影響か(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

自民は岸田内閣の支持率低下で窮地に追い込まれたが、選挙前から支持率が上昇、今回の補選で4勝1敗でほっと一息だろう。ほっと一息以上に力を得て解散総選挙という話も出そうだが、どうなんだろう。もう少し様子を見た方がいいのかもしれない。ただ選挙は勢いだが、山口4区以外は接戦だったこともあるのでもう少し様子を見るべきかもしれない。維新は最近大阪以外の地域でも力をつけてきている。基本的に保守政党で政策はやや庶民寄りというところが受けているんだろうか。可能性の問題はともかく政策を出して議論するという点が受けているのかもしれない。まだまだ力不足だが、行く行く政権交代を果たすとしたらこの政党になるかもしれない。立憲民主党は3連敗、この政党も昭和の社会党化していて政府批判だけで食って行こうとしている。揚げ足取っていれば楽かもしれないが、それでは支持は伸びない。何より日本を破滅の淵まで追い込んだバ管などを未だに飼っていること自体非常識も甚だしい。しかも立ち位置が宗主国様寄りなのもいただけない。この政党も日本社会党(現社民党)と同じ道を辿っていくだろう。それに気づかんのだろうか。補選は自民3勝2敗くらいかと思っていたが、4つ取れたことは岸田総理も党幹部も安堵だろう。しかし奈良知事選で敗れ、今回も和歌山1区で敗れた維新とは今後の関係も見直していく必要があるだろう、・・(◎_◎;)。

 

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