14日の日経平均株価は、13日発表の米3月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回りインフレ圧力が和らいだことで米株が上昇、この流れを受けて先物買いを交えて日経平均は上げ幅を拡大、前場後半に2万8515円51銭(前日比358円54銭高)まで上伸、その後戻り売りに上値が重くなる場面もあったが、下値は限定、大引けにかけて高値圏で推移、東証業種別株価指数(全33業種)では卸売、小売、倉庫運輸関連など28業種が値上がり、海運、輸送用機器、保険など5業種が値下がり、東証プライム銘柄の67.2%が上昇し、前日比336円50銭高の2万8493円47銭と大幅に6営業日続伸。3月9日(終値2万8623円15銭)以来約1カ月ぶりの高値水準となった。一方この日算出の日経平均先物ミニ・オプション4月限SQ(特別清算指数)値は2万8519円43銭で日経平均がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。東証プライムの出来高は11億2794万株、売買代金は2兆9323億円。騰落銘柄数は値上がり1234銘柄、値下がり519銘柄、変わらず82銘柄。市場は、欧州経由で買い注文は入り、質の良いバリュー(割安)株に資金が流れつつあるが、本格的な動きではない。方向性としてはあくまでも決算を見てからの展開になりそうだと慎重なようだ。
14日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台半ばで推移している。米3月PPI(生産者物価指数)を材料視したドル売り・円買いが一服、朝方は下げ渋った。米長期金利が持ち直したことも支え。ただ積極的にドルを買う材料も乏しく昼にかけて上値が重くなり132円25銭近辺まで下落した。午後は再び下げ渋ったものの戻りは限定的だった。
週末の個別は日経平均が大きく上げた割には渋かった。上げたのはコマツとパナソニックだけでそれも小幅、ホンダは1%台、トヨタ、三菱重工、三菱UFJは小幅に下げた。日本株も米国追従がずいぶん長い。取引が多いのだからそれはそれで仕方がないが、それにしても国内に何かしら材料が出て来ないものだろうか、・・(◎_◎;)。
日本ブログ村へ(↓)