30日の日経平均株価は、3月期末配当の権利落ち日で朝方から売りが先行、弱含みの展開が続き後場の寄り付き直後には同253円23銭安の2万7630円55銭と今日の安値を付ける場面があり、特に高配当株の下落が目立ったが、一方で米国で信用不安が後退したことから大幅な下落には繋がらなかったようで先物に断続的な買いが入り下げ幅を縮小して前日比100円85銭安の2万7782円93銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。東証プライムの出来高は12億7527万株、売買代金は2兆9680億円。騰落銘柄数は値上がり517銘柄、値下がり1258銘柄、変わらず43銘柄だった。市場は、日経平均の市場推定落ち分(257円程度)よりも下げ幅が小さかったことから底堅い動きと言えそうだが、手掛かり材料に乏しく上値は重そうだと先行きは暗いようだ。

 

30日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台半ばで推移している。欧米の金融システム不安は後退したものの目新しい材料が乏しく年度末を前にした実需の売り買いを主体に方向感の乏しい展開が続いた。朝方には132円台後半まで上昇する場面があったが上値を追うような動きは見られずに上げ幅を縮小。午後2時すぎにややドル売りが強まる場面もあったが、下値は限られた。

 

週中の個別は配当権を獲得するとさっさと売りに出してしまうなどやはり商売人はなかなか強かではある。今後の成り行きだが、これと言った材料がないのは痛い。まあそうは言いながらここ数年は国内に材料がない状態なので結局は米国をにらみながらの売り買いになるのだろう、・・(◎_◎;)。

 

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