27日の日経平均株価は、週末24日の米株高を受けて買いが先行したが、米欧の金融システム不安への警戒感もあって先物売りを交えて下げに転じる場面もあったが、売り一巡後は盛り返し後場序盤には2万7543円48銭(前週末比158円23銭高)まで上昇、その後は上値が重くなったが、下値も限定され、3月期末権利取りの買いが支えとなり総じて堅調、東証業種別株価指数(全33業種)では陸運、卸売、不動産など25業種が値上がり、銀行、鉱業、電機など8業種が値下がり、東証プライム銘柄では全体の7割近くが上昇、前週末比91円62銭高の2万7476円87銭と3営業日ぶりに反発。東証プライムの出来高は9億6649万株、売買代金は2兆2884億円。騰落銘柄数は値上がり1239銘柄、値下がり515銘柄、変わらず82銘柄。市場は、2月中心にもみ合ったゾーンのほぼ中間点で押し目買い・戻り売りが続きそうな感じだ。引き続き3月期末配当取りの動きが支えとなるだろう。一方金融不安については最悪の事態を回避したが、なお不透明感を残していて買い進めにくい面があると警戒のようだ。
27日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=130円台後半で推移している。前週末までにドル安・円高が進んだ反動もあり午前中はポジション調整のドル買い・円売りが優勢となって131円台を回復したが、欧米を中心とした金融システム不安への警戒感は根強く積極的に戻りを試す動きにはならなかった。昼すぎにかけては上げ幅を縮小、130円台半ばまで下落する場面もあった。
週明けの個別は三菱UFJだけが小幅に下げたが、それ以外は値を上げた。しかし上げ幅は小幅で買い進むという雰囲気ではないようだ。三菱重工、コマツ、パナソニックがそれぞれ1%台、トヨタとホンダの輸送機器が小幅だった。欧米の金融不安と言うが、銀行の倒産など何の前触れもなくいきなり起こるんだろうか。向こうではそれなりの前兆はあったんだろうなあ。それにしてもあちこち飛び火するものだが、悪い噂に火がつくと連鎖するのかもしれない、・・(◎_◎;)。
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