22日後場の日経平均株価は、イエレン米財務長官が預金の取り付け騒ぎが発生した場合には当局が預金の全額を保護する方針を表明したことで金融システム不安が後退、欧米株式が上昇したことから買い優勢の展開、日経平均は伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く盛り返し、香港ハンセン指数などアジア株高も支えとなり後場後半に向けて一段高、一時2万7520円97銭(前営業日比575円30銭高)まで上伸、その後は上値が重くなったが、高値圏を保ち東証業種別株価指数(全33業種)では証券商品先物、鉱業、その他金融、保険など32業種が値上がり、空運の1業種が値下がり、東証プライム銘柄では全体の92.8%が上昇し、前営業日比520円94銭高の2万7466円61銭と大幅反発。一時は心理的なフシ目となる2万7500円を回復した。東証プライムの出来高は12億5179万株、売買代金は2兆9372億円。騰落銘柄数は値上がり1704銘柄、値下がり110銘柄、変わらず22銘柄。市場は、欧米の金融システム不安は取り敢えず落ち着き海外株高が後押ししている。ただ下げた分の戻しであり、先に1カ月余り続いたレンジ相場に戻ったにすぎない。ここから上を買うにはそれなりの材料が必要であまり楽観視はしていないと手放しでは喜べないようだ。
22日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=132円台半ばで推移している。金融システム不安がやや和らぎ午前中はリスクオフの円買いが収まってドル・円は底堅く推移した。ただ今晩の米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を前に積極性は乏しく持ち高調整のドル売り・円買いもあって上げ幅を縮小。午後はほぼ横ばい推移となった。
週中のっ個別は日経平均が大きく上げたことからいずれも高値、三菱UFJが3%台、ホンダ、コマツが2%台、トヨタ、コマツ、パナソニックが1%台と高値を付けた。世界的な金融不安がやや解消して買いが入ったようだが、市場が言うように下がった分を取り戻しただけでここから先が問題だろう。しかし日本には材料がないことから結局は米国頼みになったしまうだろう。何とか国内に材料が欲しいところだが、今のところはこれと言ってなさそうではある、・・(◎_◎;)。
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