17日の日経平均株価は、米国の中堅銀行への信用不安が後退、米株が上昇したことで買いが先行、一旦2万7200円台に乗せた後、やや伸び悩むも次第に盛り返し、後場は先物に断続的な買いが入って上げ幅を拡大、一時2万7356円15銭(前日比345円54銭高)まで上伸、一巡後は一服商状ながら高値圏で推移、東証業種別株価指数(全33業種)では空運、精密、陸運、など26業種が値上がりし、石油石炭製品、建設、海運など7業種が値下がり、東証プライム銘柄では全体の7割超が上昇、前日比323円18銭高の2万7333円79銭と大幅反発。東証プライムの出来高は16億4105万株、売買代金は3兆6788億円。騰落銘柄数は値上がり1350銘柄、値下がり423銘柄、変わらず62銘柄。市場は、CTA(商品投資顧問業者)など短期マネーが主体だ。金融システム不安は完全に払拭されてはいないのでなお不安が残る。週末でもありポジションを持ち越す状態ではないと先行きに警戒のようだ。
17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は日通し安値を更新。4時時点では131.66円と2時時点(132.21円)と比べて55銭程度のドル安水準。一部通信社が「ドイツ銀など少なくとも4銀行がクレディ・スイスとの取引抑制」との報道が伝わるとドル円は徐々に上値が重くなった。4時前には昨日安値131.72円を割り込み、ストップロスを誘発し131.56円まで日通し安値を更新した。なお、米2年債利回りは3.82%台まで低下、米株式市場や原油先物は軟調な動きを見せるなど、リスク回避の動きが為替市場以外でも進んだ。
週末の個別は日経平均が上げた割には渋かった。三菱UFJが小幅に上げたほかはトヨタ、ホンダ、三菱重工、コマツ、パナソニックともにすべて小幅に下げた。優良銘柄なのにどうしたんだろうか。しかし金融業界も伏魔殿のようで突然倒産だの経営不振だのと問題が出てくるんだなあ。もっとも出ていて危ないと言われていてもこっちが知らないだけかもしれないが、・・(◎_◎;)。
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