27日の日経平均株価は、前週末の米株安で前場の早い段階で2万7292円74銭(前週末比160円74銭安)まで値を下げたが、一巡後は円安を支えに切り返し上げに転じて一時2万7456円22銭(同2円74銭高)まで強含む場面もあったが、その後はマイナス圏に押し戻され後場終盤には下げ渋りの動きとなり、次期日銀総裁候補・植田和男氏の参院での所信聴取は目新しい発言がなく反応は鈍く東証業種別株価指数(全33業種)では、鉄鋼、証券商品先物、建設など27業種が値を上げ、情報通信、その他製品、小売など6業種が値を下げ、前週末比29円52銭安の2万7423円96銭と小反落。東証プライムの出来高は9億8859万株、売買代金は2兆2986億円。騰落銘柄数は値上がり1211銘柄、値下がり555銘柄、変わらず66銘柄。市場は、バリュー(割安)株や高配当銘柄が物色され下値をサポートしている。ただグロース(成長)株が買われないと上昇トレンドにはなりにくいとさえない見方のようだ。


27日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=136円台前半で推移している。前週末に米金融引き締めの長期化観測からドル高・円安が進行したが、日経平均株価の下落を重しにドル売り・円買いが先行。上昇ピッチがやや速かったことから利益確定目的のドル売り・円買いも誘い昼前には135円台まで下落する場面もあった。その後は下げ幅を縮小、136円40銭台まで持ち直したが、積極的に上値を試すような動きは見られなかった。今日は日銀総裁候補の植田和男氏が参院で所信聴取に臨んだが、市場の反応は限られた。

 

週明けの個別は日経平均が下げた割にはトヨタが小幅に下げただけで三菱重工が2%台、コマツが1%台と機械系が好調、ホンダ、三菱UFJ、パナソニックは小幅に上げている。それにしても個別の優良株狙いでこれと言った材料はなく米株や為替にらみと言ったところで国内がさえないのは相変わらずのようだ、・・(◎_◎;)。

 

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