3日の日経平均株価は、昨日2日、ペロシ米下院議長の台湾訪問による米中対立などを警戒して大幅反落した反動から自律反発狙いの買いが先行、円高一服も支えとなり前場の早い段階で2万7837円63銭(前日比242円90銭高)まで上昇するが、その後は先物売りを交えて上げ幅を縮小、一時2万7634円65銭(同39円92銭高)まで押し戻されたが、何とか持ち直すも戻りは限定、大引けにかけて2万7700円台でもみ合い商状となったが、グロース(成長)株中心に高く指数を支え、前日比147円17銭高の2万7741円90銭と反発。東証プライムの出来高は11億7660万株、売買代金は2兆9200億円。騰落銘柄数は値上がり683銘柄、値下がり1074銘柄、変わらず81銘柄。市場は、グロース株には短期マネーが流入している模様だが、決算後に上昇した銘柄に対しては長期投資家の売りが出ている。台湾を巡る地政学リスクについては意外に冷静だが、一部では先行き米中対立が予想以上に深まるとの懸念も出ていると地政学的リスクに警戒のようだ。


3日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=133円ちょうど近辺で推移している。朝方は日経平均株価の堅調スタートを受けてドル買いがやや優勢となり133円90銭近辺まで上昇したが、米中関係の先行き不透明感から積極的な動きはみられなかった。午前中は133円台半ばを軸にもみ合ったが、ペロシ米下院議長が台湾の蔡英文総統と面談したと伝わるとドル売り・円買いが加速、午後1時ごろには132円30銭近辺まで下落。その後はやや下げ渋った。

 

週中の個別は日経平均が上げた割には渋い。三菱UFJが1%台、ホンダが小幅に下げている。上げたのはトヨタ、三菱重工、コマツ、パナソニックだが、いずれも小幅で引けている。米中関係の先行き不透明感から為替は円高に振れているが、能無し日銀の功績ではない。いずれにしても世界情勢が安定せず、先行きは不透明だろう。ただ米中はいずれもドンパチは望んでおらず、威勢のいいことを言いながら何とか穏やかに収めたいと動いているようだ。いま中国が米国に武力で挑んでも勝てるはずもなく米国にしても勝っても無事には済まないのでお互いに落としどころに収まるように動くだろう、・・(^。^)y-.。o○。

 

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