20日の日経平均株価は、19日の米国株高を受け、始まりから買いが先行、円安も輸出関連株の背中を押して上げ幅を拡大、一時2万7389円84銭(前日比404円75銭高)まで上昇、一巡後は伸び悩んだが、日銀が「指し値オペ」を実施、円が下げ渋り先物に断続的な売りが出て一時2万7066円18銭(同81円09銭高)まで押し戻されたが、その後は持ち直し、引けにかけては2万7200円近辺でもみ合い、円安を支えに自動車株の上げが目立ち東証プライム銘柄では7割近くが上昇し、前日比232円76銭高の2万7217円85銭と大幅続伸。約2週間ぶりに75日移動平均線を回復した。東証プライムの出来高は11億4654万株、売買代金は2兆6945億円。騰落銘柄数は値上がり1267銘柄、値下がり521銘柄、変わらず51銘柄。市場は先物主導で動いている印象だ。日銀が動いてもドル・円にあまりインパクトはなく円安が続くと見られる。ただ決算発表を控えており、見極めたいとの空気も根強いと当面は様子見のようだ。


20日の東京外国為替市場でドル・円はこれまでのドル高・円安基調が大幅に調整される展開となった。朝方1ドル=129円20銭近辺だったドル・円は仲値決済に向けて国内輸入企業からのドル買い・円売りなども入り、一時129円39銭まで上値を伸ばす場面があった。その後日銀が長期国債を対象に指定した利回りで無制限に買い付ける「指し値オペ」を通知。長期金利上昇の抑制姿勢でありドル買い・円売りにつながりやすい策ではあるが、日銀の介入姿勢への様子見、130円を前に上値の重い状況となりドル・円は円買い方向で大幅に調整。一時128円06銭まで下押しした。午後はドルを買い戻す動きも見られたが、欧米時間にG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議が控えていることもありドル・円の戻りは限られた。15時1分現在、128円66銭となっている。

 

円安で自動車株のトヨタ、ホンダは3%台、三菱重工、三菱UFJ、コマツは2%台、パナソニックが1%台とそれぞれ大きく値を上げている。しかし米株先物高と円安で輸出企業が値を伸ばしているが、ロシアのウクライナ侵攻は激化の一途をたどり、燃料、原材料不足による価格の高騰など不透明な要素が多く日銀は能無しで先行きは不透明ではある。株価は当面は決算を見ながら個別狙いと言うことになるだろうか、・・(^。^)y-.。o○。

 

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