4日の日経平均株価は、始まりから売りが先行、ロシア軍の攻撃でウクライナ南東部にある同国最大規模のザポロジエ原子力発電所で火災が発生したと報じられ、午前10時17分には同802円99銭安の2万5774円28銭を付け、後場に入り下げ渋る動きも見られたが、ウクライナリスクが意識される中、週末要因も重なり総じて弱い動きが続き、前日比591円80銭安の2万5985円47銭と大幅に反落して取引を終えた。終値ベースで2万5000円台となるのは2月24日(2万5970円82銭)以来6営業日ぶり。東証1部の出来高は15億2925万株、売買代金は3兆6277億円。騰落銘柄数は値上がり210銘柄、値下がり1929銘柄、変わらず41銘柄だった。市場は、ウクライナ情勢の悪化を警戒し、原油や貴金属などの価格が上昇。企業業績に与えるインフレの影響が読みづらく手控えムードが続く可能も想定されると警戒のようだ。

 

4日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=115円台前半を中心に大きくもみ合った。朝方1ドル=115円50銭近辺だったドル・円は、ロシア軍がウクライナ原発を砲撃したと伝わり、一時115円26銭まで急落した。リスクオフムードが一段と高まったことを受け、ドルも対ユーロで買いが入ったが、ユーロ売りが一服しユーロ・ドルが切り返すとドル・円もツレて一時115円54銭まで値を戻した。午後に入り、ドル・円は再び軟化する場面もあったが、砲撃を受けたウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所の研修棟で発生した火災が鎮火したと報じられると、ドル買い・円売りに振れた。15時現在、115円44銭となっている。

 

週末の個別は、三菱重工が4%台の上昇と言うことはウクライナ危機で防衛需要が伸びると言うことだろうか。コマツも1%台の伸びをつけたが、コマツは防衛事業からは撤退してしまっている。半面、ホンダが4%台、トヨタとパナソニックが3%台、三菱UFJが1%台と下げた銘柄は下げ幅が大きいようだ。ロシアのウクライナ侵攻はこの21世紀になって独立主権国家に武力侵攻すると言う暴挙がなされるとは思わなかった。ロシア、不届き千万ではある、・・(^。^)y-.。o○。

 

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