24日の日経平均株価は、始まり、米金融政策への警戒感が根強く前週末の米国株式が下落したことで売りが先行、ロシアとウクライナの緊張状態継続なども重しとなり、一時前週末比318円93銭安まで下落したが、一巡後は米株先物高を支えに持ち直し、後場入り後には上げに転じ、105円34銭高まで値を上げたが、買いは続かず、その後は上値を抑えられ、前週末比66円11銭高の2万7588円37銭と反発。東証1部の出来高は10億8096万株、売買代金は2兆6447億円。騰落銘柄数は値上がり1527銘柄、値下がり582銘柄、変わらず75銘柄。市場は、FOMCに対する織り込みが進み、通過でアク抜けするとのストーリーもあるが、やはり結果を見極めるまでは軽々に動けない。ただ、資金的に余裕のある向きは押し目歓迎と見られると先行きを見極めようという姿勢のようだ。
24日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=113円後半で推移している。国内輸入企業によるドル買い・円売りが観測され、ドル・円はジリ高で推移した。大きく下げて始まった日経平均株価も下げ幅を縮め後場にはプラス圏へ浮上したためドル・円も底堅く推移。ただ明日からのFOMCを前に様子見ムードも強く、114円ちょうど近辺に接近すると戻り売りに押され伸び悩んだ。
週明けの個別はトヨタ、ホンダの輸送機器が小幅に値を下げている。それ以外の三菱UFJは1%台、三菱重工、コマツの機械系、パナソニックの電気系は小幅に値を上げて引けている。先行きは米国の金融政策次第という見方のようだが、いずれにしても、市場も今後の動きを見極めて動こうというようだ。
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