先日、知人の家に行ったら「チャリンコのギアが重くて仕方ないので見てくれ」と言われた。大昔、チャリンコはキャンピング車だのスポーツ車だの散々乗ったが、ママチャリはあまり知識がない。でもそう複雑な機械でもないので「持って来れば」と言って乗ってみたらギアがえらい重い。右のステアリンググリップに内装3段ギアの変速機がついているので動かすが、変速しない。なんか引っかかっているようでどうも油切れのようだ。
本来ならグリースがいいのだが、そんなシャレたものがあるはずもないのでCRC556を吹き付けてやったら滑らかに動くようになってギアもチェンジできるようになった。前後の車軸やギアの部分にもちょっとCRC556を吹き付けて試乗してみることにした。最近はチャリンコはほとんど乗っていないのでどうかなとは思ったが、まあ大丈夫だろうと、・・。
変速はスムーズに行えるし、ブレーキも問題ない。数百メートル走って問題がないので緩い坂を下って知人の家に入るのにバイクでやるように右に大きく傾けて曲がろうとしたら後輪が思い切り横に滑った。「あ、やばい」と思って車体を起こして軽くブレーキをかけて止まった。クロスカブでもそんなことがあったが、何とか車体をコントロールできるのは車体が軽いからだろう。
ただ重量級のCB1300スーパーボルドールで剛性の高いグリップ力の極めて強いタイヤを履いているから車体を思い切り傾けて軽く加速して曲がれるんで剛性もグリップも低い貧弱なチャリンコのタイヤなんかでそんな芸当ができるわけもない。コケなくてよかったと安堵した。
チャリンコもバイクも同じ二輪車だから基本的には一緒だけどバイクの場合はパワーを使って車体の動きをコントロールするのでそれなりの仕様になっているが、チャリンコはせいぜい人間の0.2馬力程度の力なんでそんな仕様にはなっていない。最近はモンスターバイクばかり乗っているんでついその癖が出てしまったが、知人や家族の前でコケなくて本当に良かった、‥(^。^)y-.。o○。
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