政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」などの専門家有志が、東京オリンピック・パラリンピックによる感染拡大リスクを評価する見解案をまとめた。観客を入れる場合は、政府の大規模イベントの人数制限よりも減らし、感染が広がる予兆があれば無観客にすることを推奨した。会場内の感染リスクが最も低いのは無観客での開催とした。専門家らは、18日にも政府と大会組織委員会に見解を提出する方針だ。
◇開催の是非、言及せず
尾身茂・分科会長など感染症・医療の専門家らの有志グループが4月ごろから五輪のリスク評価を進めており、提言としてまとめる方針を示していた。政府は当初、尾身会長らが提言を出すことに水面下で難色を示していたが、現在は受け入れる姿勢を示している。見解案によると、会場内の感染対策について、無観客が最もリスクが低いとし、観客数が増えるほど「対策の徹底が難しくなる」と評価した。もし観客を収容するならば、▽大規模イベントの収容数に関する政府の基準より観客数を厳しくすること▽都道府県を越えた移動を抑えるため観客は開催地の人に限定する▽感染拡大と医療機関の逼迫(ひっぱく)の予兆があれば無観客にする――ことを勧めている。
感染状況の見通しについては、感染の再拡大が見込まれる7~8月に五輪と夏休みが重なり、全国的に人の動きが活発になると、感染がさらに広がるリスクがあると指摘。観客の収容方法によっては、国民に「感染対策を緩めてもいい」との矛盾したメッセージが伝わる恐れがあるとして、大会主催者側に慎重な対応を求める。会場外での応援方法については、パブリックビューイングなど応援イベントや街頭の大型ビジョンでの中継放送の中止、応援を主目的にした飲食店での観戦の自粛を提案。感染症が流行している状況でのスポーツ観戦のスタイルとして、自宅でのテレビ観戦などを勧めるよう促した。政府に対しては、感染拡大の予兆があれば五輪開催中であっても、ためらわずに緊急事態宣言など「必要な対策を取れるよう準備し、タイミングを逃さずに実行」するよう求める。一方、専門家らは五輪の開催について判断する立場にないとしており、開催の是非には言及しなかった。【原田啓之】
東京五輪「感染拡大の予兆あれば無観客に」 尾身氏ら専門家提言へ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
オリンピック開催か中止かが政治問題化しているが、今更、ここまできての中止はないだろうからやればいい。ただし、無観客あるいは無観客に近い状態で開催すべきだろう。観戦はテレビかネットで自宅で見ればいい。アスリートや大会関係者にも申し訳ないが、厳格な行動制限をかけさせてもらい、今回の東京オリンピックはアスリート、パラアスリートのための記録会として実施すればいい。この大会に人生をかけてきた人もたくさんいるのだろう。オリンピックを開催しようがしまいが、第5次感染拡大は起こる。緊急事態宣言下でも東京などの感染者減少率は鈍化し、逆に増加している例もある。こうなると感染終息はワクチン接種との競争だろう。そして飲み会宴会会食&カラオケなど飛沫を浴びるような機会を制限すべきだろう。東京オリンピックがすっかり悪者にされたが、要はやり方の問題だと思う、‥(^。^)y-.。o○。
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