防衛省は20日、鹿児島県・奄美大島北東の太平洋上の接続水域で18日午後、外国の潜水艦が西に向けて潜航しているのを確認したと発表した。20日午前には同島西の接続水域の外を西進しているのを確認した。関係者によれば中国海軍の潜水艦とみられ、18~20日に同島周辺の接続水域を潜航したもようだ。日本領海への侵入はなかった。海上自衛隊の哨戒機や護衛艦が出動して潜水艦を追跡し、情報収集にあたった。挑発的な動きはなかったが、特異な行動とみて意図を分析している。
中国海軍は太平洋への進出を活発化させている。4月11、28両日には空母「遼寧」など6隻の艦隊が初めて宮古海峡(沖縄本島-宮古島間)を通過して太平洋と東シナ海を往復した。潜水艦の潜航も、こうした海洋進出の一環の可能性がある。防衛省が接続水域での外国潜水艦の潜航を公表したのは8回目。前回は平成30年1月、中国海軍の原子力潜水艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺などに出没したケースだった。潜水艦が他国の領海を航行する場合、国際法上、潜航せずに国旗を掲げなければならないが、領海のすぐ外側の接続水域では取り決めはない。
中国は示威と日本側の能力確認のためにやっているんだろうけど海自はそうした動きをきちんと探知追尾しているだろう。だから個々の艦船の動きについてはそう大騒ぎする必要はないが、中国が太平洋への進出口として先島諸島に注目している点はしっかりと把握しておくべきだろう。中国が尖閣諸島だけを取りに来ることはない。尖閣を取りに来るときはまず先島を占領しようと行動を起こすだろう。中国にとって太平洋への進出は国家戦略の生命線であり、これを簡単にあきらめることはない。日本にとって最大の脅威は中国で防衛力のすべてはこれに向けて整備されるべきだろう、‥(^。^)y-.。o○。
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