バイクは速い。リッターオーバーのモンスター級のバイクになるとBMWのS1000RRなどは馬力荷重が0.95と1を切るものもある。ホンダのCBR1000RRも1.01とほとんど1に近い。隼は1.3ほど、カワサキのH2カーボンもほとんど1に近い。これはどういうことかと言うと1トンの車に1,000馬力のエンジンを積んでいるのと同じだ。隼では750馬力、わがCB1300スーパーボルドーㇽは2.49で概ね1トンの車に400馬力くらいのエンジンを積んでいるのと同じと言うことになる。
馬力荷重が1を切るなどと言うことはとんでもないことで市販車のレベルではなくレーシングカーの世界ではある。F1が車重650キロでエンジン出力は1000馬力、WECのTS050は932キロでエンジン出力は1000馬力、F1は別格としても市販のバイクではTS050とほとんど同じくらいの馬力荷重のものがある。スーパーGTのGT500などは車両重量が900キロ程度で馬力が600馬力くらいだと馬力荷重は1.5ほどで市販のバイクには加速ではかなわない。確かにたまに見ているとスーパーGTの加速はあまり速くはない。GT‐Rなども2.9くらいだろうから加速ではバイクの敵ではない。もっともあれは4WDだからパワーの伝達が良いので結構速いかもしれない。
このようにパワーではレーシングカー並みのモンスター級市販バイクだが、実際に公道では四輪とさほど変わらない。まず速度規制があるので無暗にかっ飛ばしているとお上の御用になってしまう。それから高速では四輪と違って風圧をもろに受けるので長時間の高速走行はなかなか気合と根性がないとできない。それに他車があるのでそうそう高速を維持できない。そして何と言っても180キロのメーカー自主規制で一時は引き離せても結局は追いつかれてしまう。
今回のツーリングでも鯖街道で前にいたマイクロと軽を追い越し可のところでまとめて追い越した。「おお、バイクって速いねえ」なんて思っていたが、何せ公道なんで制限速度+10キロ程度で走っていたら追い越した軽が迫ってきていたのだろう、今度はチョロっと追い越されてしまった。
また新東名でも後ろからベンツが迫ってくるのでちょっと加速したら向こうも追いかけてくる。「何を、・・」とアクセルを開けると確かに差は開くが、こっちの速度がとんでもないことになっているので「ヤバい、ヤバい」とアクセルを戻すと抜かれてしまう。
直線コースで競争すればバイクは速いんだろうけどまああまり無茶なことはしないでのんびり走ろう。いつもは高速でも概ね100キロ前後で安全走行しているんだけど基本性格的に向こう気が強いのか、追いかけられると「何を、・・」と言うことがある。
バイクは直線加速は滅法速い。でも公道では法的制限はあるし、他の車もいるし、基本リミッターもかかっているので最高速は同じ180キロで一瞬引き離しても結局は終息してしまうので無茶はしないで安全第一で走ろう。でもバイクって皆さんけっこう飛ばしているよね。そう言えば四輪もそうだけど、外車とかHVとかミニバンとか業務用車とか、そして軽もけっこう飛ばしているけど安全第一で、・・(^。^)y-.。o○。