原チャリの馬力と言うと4馬力か5馬力程度、KWで言うと3KW前後、四輪が150馬力とか200馬力、ものによっては300馬力とか言うけどたったの4馬力くらい大したことないじゃん、チャリンコと変わらないと思う輩が多いようだが、これって恐るべきパワーではある。


1KWの仕事量と言うと102キロの物体を垂直に毎秒1メートル動かすに等しい力、1馬力と言うと、日本はメートル法によるフランス馬力だそうだが、75キロの物体を垂直に毎秒1メートル持ち上げる力だそうだ。そうすると4馬力と言うと300キロの物体を垂直に毎秒1メートル持ち上げるか、75キロの物体を4メートル持ち上げるに等しい力と言うことになる。


では、人間はどのくらいの力が出せるかと言うと成人男性で瞬間的に0.3馬力程度、持続的には0.1馬力程度だそうだ。中には5馬力も10馬力も出せる男もいるかもしれないが、平均的なところはその程度で、そうすると原チャリの力は持続力では成人男子40人分ほどにもなる。ヤクルトの容器よりも小さい49㏄のシリンダーで恐るべき力を出すものだ。


昔、チャリンコに乗っていたころ、時速30キロで1時間走るとほとんど息も絶え絶えになった記憶がある。原チャリで30キロで1時間走るなど楽勝ではある。また、人間がどんなに頑張ってもチャリンコで60キロを維持して走るなど神業に近い。


調べてみたらママチャリで15キロ、MBTやロードバイクで20キロから30キロ、プロになると勝負所は70キロくらいまで加速できるというが、巡航は40キロほどだそうだ。そうすると60キロ楽勝の原チャリはやはり恐るべき乗り物ではある。もっともその速度で走っていると白バイに食われるが、・・。原チャリでも100キロ以上出るのもあったそうだが、今は60キロでリミッターが付いているとか、・・。


これだけの力持ちなんだから原チャリ初心者による原チャリウイリーや壁登りなど朝飯前なんだろう。CB1300スーパーボルドールだと成人男性1千人分、隼やZX14R、ヤマハR1など200馬力級になると2千人分、シートの下で1千人や2千人の男が一生懸命ペダルをこいでいると思うと、いやはや何とも恐ろしい。機械が出すエネルギーと言うのは何とも厖大ではある。


原チャリでも40人、50人の男が一生懸命ペダルをこいでいるくらいの力を出す。そんなバイクなんだから乗る時は緊張感をもってしっかり備えて乗るべきなんだろう。もっともクロスカブに乗る時はしっかりプロテクターも装着はしているが、やっぱり心のどこかでちょっとなめているかもしれないが、・・(^。^)y-.。o○。

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