寒くなってくるとバイクの活動は低下する。今日のような休日晴天でも行楽地に向かうバイクの群れは目立って少なくなるし、教習所の二輪免許取得希望者もがくんと減ってくる。それでバイクの話題も少なくなってくるのだが、そんなことを言っていると書くことがなくなってしまうので何とか話題を見つけて書くことにしよう。
先日、バイクの前輪のブレーキは強くかけてはいけないなんてことを書いたが、バイクと言う乗り物はその安全なライディングに関して人間の介在する余地が四輪よりもはるかに大きい。バイクは車体、車重のわりに大馬力で速度が出るが、二輪で自立できず、重心も高く、タイヤの設置面積が小さいので外力には非常に弱い。
また急速に自動化が進む四輪と違い、バイクの自動化には技術的な問題、コストの問題や人と機械のインターフェイスの問題など様々な問題がある。要するに安全を機械任せにはできない。人が自分で見て考えて安全を担保していかないといけない乗り物でその意味では四輪よりもはるかに人と機械のかかわる範囲が広い乗り物と言えるだろう。
四輪なら飲んだり食ったり(^。^)y-.。o○したり、高速に入れば自動運転モードでゆったりしたりできるが、バイクはそうはいかない。風雨や暑さ寒さに耐えながら常に周囲の状況、路面の状況、車両の状況に気を配り、瞬時に情報を分析して決断を下し、自分の体を使ってバイクを動かさないときれいに、そして安全にバイクが動かない。
かくも結びつきの強い乗り物なので機械ではあっても感情が生まれるのかもしれない。バイクには常に優しく、級のつくような動作は四輪以上に避けて、ただひたすら優しく接するのがいい。それが他人もバイクも無事でいられる最高のテクニックだろう。
無茶してもいいことはない。まともなバイクに乗って5年、4万キロを走って納車の時はこんなでかいバイクで一体どうなるかと思ったCB1300スーパーボルドールも今ではベストパートナー、箱根の山坂道もスイスイ走るし、練習したわけではないがフルロックターンも楽勝でこなせるようになった。やっぱりバイクで上達するにはバイクにやさしく無理をしないで乗ってやること、これが一番なのかもしれない、・・(^。^)y-.。o○。
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