今日は教習所関係の研修会で日産車体のテクニカルセンターに行ってきた。ここで運転操作などの研修を受けて来た。メニューは慣熟走行、アンダーステアの体験、急制動、テクニカルコースの4項目、慣熟走行は全長1.3キロの外周コースを2周走行するのだが、広くない敷地に作ったコースなので無暗に小さなバンクがある。


車はどれでもいいと言うので中東向けのサファリのようなオフロード車のニスモ仕様を選んだ。内装は総革張りで恐ろしく豪華、5リッターV8で価格は1200万とか、‥中東の金持ちならその程度は下駄代わりの車だろうけど、皆さん、「後にも先にも1千万の車に乗るのはこれが初めて」とお喜びだった。左ハンドルなのでちょっとなじみがないがすぐに慣れた。2周の周回などあっという間、バンクも100キロで突っ込んだら小さすぎてどこかに飛んで行ってしまうだろう。


アンダーステアは直径10メーターほどの縁を時速20キロほどで回り、次にちょっとアクセルを踏み込むと周回円が大きくなるというもの、これは日ごろ普通に体験している。次はパワースピン体験、旋回中にアクセルを踏み込むとスピンするというのを同乗で体験するが、これも急激に加速すればこうなるのは当然ではある。これはZの輸出仕様の車でやった。


急制動はなかなかがんとブレーキを踏めない。僕らはブレーキはロックしないようにググググっと踏めと教わったのでその癖がついている。当時はABSなんかなかったからなあ。2回目はガンと行った。次は障害物回避、ABS作動のままステアリングを切れと言うが、コントロールし易い様にブレーキを緩めると怒られた。


最後のテクニカルコースは狭路のワインディングでワンボックスだったのでちょっと運転し難かった。「先を見てください。見た方向に車は曲がります」と言うので「バイクと一緒だね」と答えると急に気合が入って「バイクに乗るんですか」と言う。「4年ほど前に免許を取ってCB1300スーパーボルドールに乗っている」と言うと「私は普通二輪を持っているんですけど大型二輪を取りたくて、・・」と言う。「それじゃあ今日は近所の教習所の人が来ているから紹介してあげる。若干割り引いてくれると思うよ」と言って紹介してやったらどっちも喜んでいた。商売上手と言われたが、需要があるんだからそれを供給しただけだろう。


テクニカルではステアリング操作が右手に頼りすぎると言われたが、左はシフト操作があるからねえ。ここではみんな輸出仕様のATだけど、・・。まあそんなこんなで研修は終了した。バイクの免許を取りたいおじさんは教習はどんなバイクでやるのかとかいろいろ聞いてきた。リッターオーバーの大型バイクと言うのは中高年以上の年齢のものにとってはやはりそれなりに輝くもののようだ。その後、昼食を兼ねて検討会が実施されたが、おじさんたちのやかましいことと言ったら聴覚障害になりそうだった、・・(^。^)y-.。o○。


日本ブログ村へ(↓)