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歯磨き指導でインフルエンザ発症率が10分の1になるというNHKの情報番組「ためしてガッテン」で紹介したインフル予防法の信憑性が論議されているそうです。
番組内では、歯科衛生士がデイケアに通う高齢者に歯磨き指導をしたところ、発症率が10分の1になった事例を挙げ、口腔ケアが予防につながるとしていました。
インフルエンザのウイルスは気道の粘膜に付いて増殖しますが、粘膜にはタンパク質の覆いのようなものがあって、ウイルスが簡単にくっ付かないようになっているのだそうです。
ところが、ある酵素がそのタンパク質を破壊してしまいウイルスが入って来ると、そこで大増殖してしまうのだとのこと。
粘膜のタンパク質を破壊する酵素は、歯垢、歯石、舌苔(ぜったい)などから発生しているので口腔内を清潔に保つことで、酵素ができにくくなり、ウイルスの増殖が抑えられるのでインフル予防につながるというのです。
正しい歯磨きで、歯と歯茎の間の歯石、歯垢はきちんと除去し、舌は専用の舌ブラシか古くなった歯ブラシで磨いて、舌苔を取り除くとよいのだそうです。
NHKによると、番組で紹介した予防法は「口腔ケアとインフルの発症率」という調査がもとになっていました。した。
調査は03年9月中旬から04年3月中旬までの6か月間、あさひ苑と府中市内のもう一つの通所介護事業所の協力を得て実施。
65歳以上のデイケアに通う在宅介護高齢者を、年齢、性別、残存歯数、ADL(日常生活動作)、既往症(脳血管障害や肺炎など)の有無、痴呆の有無、インフル予防ワクチン接種率などの条件で偏りが出ないように2グループに分類して行なわれました。
歯科衛生士が口腔ケアと集団口腔衛生指導を1週間に1回実施するグループと自分で口腔ケアをするグループとに分けました。
調査開始から半年後、前者の口腔内を調べると、細菌数が減り、プロテアーゼとノイラミニダーゼの細菌性酵素活性の低下が確認された。インフル発症者は、前者は1人、後者は9人だったとのことです。
研究委は、調査結果を厚労省に報告し、海外誌などにも発表したとのこと。
「発症率10分の1」という結果が出たことで、あさひ苑では高齢者の口腔ケアに力を入れて取り組むようになったそうです。
「口腔ケアがインフル予防につながっているかどうかは分からない」としながらも、「確かに、ここ3年ほど感染者が出たという話は聞いたことがない」んですって!
高齢者は、口腔内を不潔な状態にしておくと、異物が入って来たときに『せき反射』が起きにくくなってせきが出なくなると、異物を追い出すことができないため、ウイルスに感染しやすくなるそうで高齢者の肺炎の発症率は、口腔ケアをすることで下がることが明らかになっているのだそうですよ。
厚労省健康局結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室では国として予防法として推奨する段階には至っていないとの見解を示していますが、今後専門家の調査、意見が集約されるのを待ちたいとしているそうです。
