イングランドで禁煙法が施行され、公共の場での喫煙が全面禁止されてから1年が経過しました。
この1年でたばこをやめた人は40万人と過去最高を記録し、やめていない人でも本数を減らしているひとが多いそうです。
その影響もあって、このところ禁煙法の影響で、嗅ぎタバコ人気が復活したそうです。
嗅ぎタバコは、粉末状のタバコの葉を鼻で吸い込んで楽しむもので、19世紀の貴族社会で流行したものだそうです。
火気厳禁の炭坑で働く炭坑作業員の間でも人気がありましたが、最近はすっかりすたれていたそうです。
1缶2~2.5ポンド(約470~590円)の嗅ぎタバコは、約一か月間は楽しめるとのことで、20本入り1箱が5.5ポンド(1300約円)のタバコより経済的でもあります。
ところが、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が1日に発表した研究によると噛みたばこや嗅ぎたばこは肺がんとの関連性がないものの、口腔がんのリスクを80%上昇させるのだそうです。
IARCの疫学者、パオロ・ボフェッタ氏のよると、これまで専門家の見解にばらつきがあった無煙たばこのリスクを数値化しようとしたとのこと。
世界各地で行われた11の研究を調査したところ、噛みたばこや嗅ぎたばこを使用する人々は、食道がんとすい臓がんを発症するリスクも60%高かったそうです。