健康な男性が日常の活動を減らすと、血液中のインスリン値が劇的に上昇するほか、糖尿病や心疾患リスクが増大すると米医師会誌「JAMA」に発表されました。
研究によると、増大を示唆するC-ペプチドおよびトリグリセライド(中性脂肪)などの血液因子の値も上昇することが判明しています。
著者であるコペンハーゲンの炎症代謝センターのRikke Krogh-Madsen博士は、「体重が増加することなく代謝障害が認められた点が特に興味深い」と述べています。
確かに生活習慣病と肥満との関係は密接で、糖尿などは、まず減量から・・というイメージがありますよねΣ(・ω・ノ)ノ!
今回の研究は、喫煙はしておらず、週に2時間を超える定期的な運動をしていない、糖尿病の家族歴のない健康な若年男性18人を対象として8人と10人の2グループに分けて行われました。
第1のグループは、平均年齢27歳、平均BMIは22.9で、研究開始前の1日の平均歩数は6,203歩でした。
歩数を減らすため、短距離の移動でも徒歩や自転車ではなく自動車を利用し、階段ではなくエレベーターを利用するよう指示して研究期間中の平均歩数は1,394歩の状態で、実験の2週間後、血液中インスリン値に約60%の上昇が認められたということです。
このことは、食物からエネルギーへの変換プロセスが効率的に働いていないこと、食物に含まれる糖分を代謝するためのインスンスリン産生の増加が必要なのだそうです。
第2のグループは、平均年齢23.8歳、平均BMIは22.1、1日の平均歩数は10,501歩でした。
実験中の平均歩数は1,344歩で、2週間後のインスリン値は約60%上昇しました。
また、心疾患の危険因子も増大、トリグリセライド値が上昇したほか、体重は変化していないにもかかわらず腹部脂肪が7%増大するという結果がでました。
活動量が減少すると、代謝の変化が誘発され、慢性疾患や若年死につながるのだそうです。
逆に、数週間活動量を増やせば、体重に変化がみられなくとも糖尿病や心疾患のリスクを軽減させることができるということから、専門家は歩数計を装着して自分の1日の歩行量を把握することを勧めています。
1日1万歩が目標ですが、5,000歩に達すれば十分な効果が得られるのだそうですよヽ(◎д◎ )
