何に対してスリルを感じるかは、その人の望みや恐怖、愛情や欲望によって異なります。
あるイギリス人デザイナーが、スリルを感じる度合いを測定できる装置を開発しようと、コンピューター科学者とともに取り組んでいるそうです。
ぞくぞくする体験を判定するための標準となる測定基準を作り、最終的には、そうした体験をリアルタイムでダイナミックに変化させることを目指しています。
コンピューターゲームが好きな人にとっては、興味をそそる構想ですね。
イギリスのロンドンにある王立美術大学院
の研究員ブレンダン・ウォーカー氏
はすでに、皮膚電気反応
(GSR)を利用し、ぞくぞくする感覚を検知するオート・ポートレート・マシンを開発しているとのこと。
GSRは皮膚の導電性を知るための基準で、嘘発見器にもよく使用されています。基本となる認識は、嘘をついたりして神経系が興奮状態になると、皮膚から汗が出て、導電性が増すという仕組みです。
また、遊園地のアトラクションなどで、ドキドキしたりワクワクしたり急激に感情が揺り動かされるときのような交感神経系が興奮状態になった場合にも皮膚の導電性が大きく増加するそうです。
スリル測定装置の開発は、GSR技術をベースにする予定で、アトラクションやコンピューターゲームを楽しんでいる最中のスリルを感知し、その結果に応じて、体験そのものを変化させるというものだそうです。
要するに遊園地のコーヒーカップなどに乗るときに、子供と一緒なら、あまりグルグル回さずに、ゆっくり楽しむでしょ?
スリルを味わいたい人なら、回転を速めますよね!
スリル測定器はこの操作を、各個人の感じ方に合わせてアトラクションの体験を自動調整するために使われるものなのだそうです。
GSRのデータとコンピューターゲームが結びつくと、プレイヤーがスリル測定器を使ってゲーム機とつながっていれば、ゲームデザイナーはプレイヤー個人の心理状態の変化を把握できて、これを利用すれば、リアルタイムでゲームを調整できるという考えです。
ゲームの要素がプレイヤーのストレス反応にどう影響しているかについてフィードバックが得られれば、プレイヤーがつまらないと感じる要素を取り除き、スリルを感じる要素を強化する。
そしてスリルに関するプロフィールを作成し、新たなキャラクターや武器、脱出方法、協力方法といった数々のトリックを試していくことが出来るというわけです。
でも、元々はこの装置は、プレイヤーが興奮しすぎて癲癇などを起こさないように、リラックスさせる方向にコンピューターゲームを制御することが目的だったのだそうです。
成功すれば、文字どおり心に届くゲームが生まれることになるのでしょう。
自分を分析、把握されてしまうのって、なんとなく恥かしいような気がするのは私だけでしょうか?
(=^^=)Mika☆