毎年恒例の山形庄内沖の大瀬真鯛。

今年は天候不順が多く出漁機会が限定的。

3/25金曜を予約するも予報は二転三転。

前日の予報は天気晴朗なれどウネリあり。

出船確認の電話でもウネリを警戒。

出港時間を遅めの7時としてウネリ回避。

満を持して大瀬真鯛遠征。

3/25金曜出漁。

船はお初の零松(ゼロマツ)。

同行者はいつもの相棒AI氏。

今回は息子も参戦。


1時半起床。

準備を整え2時出発。

途中相棒を拾い高速へ。

山形道、月山道路、日本海東北道を経由。

途中の道の駅で海況を観察。

磯に大きなウネリが押し寄せている。

天候は晴れ風速は2,3mほどか…

一抹の不安が…

しかし、いつものことだからと平常心を保つ。

5時半ごろ鼠ヶ関平佐浜漁港着。

いつもの鼠ヶ関マリーナへの交差点

ひとつ手前を右折した場所だ。

傾斜路に複数の船が架台に乗り揚陸。

各々の船の先端にラダーのような棒。

その先にナンバーのない軽自動車が接続。

不思議な光景だ。

ほどなくして船長到着。

架台に乗ったまま荷物を乗せて乗船。

本日は我等3人の他乗船者なし。

貸切だ。

船長はナンバーのない軽自動車で船を押す。

ウォータースライダーのように海にバッシャン。

波打ち際に軽自動車を停めて

器用にラダーを渡り乗船する船長。

なるほど…と感心。

6時40分ごろ出港。

静かな港内をゆっくりと進む。


港内を抜けると騒がしい。

小波がジャブジャブ、沖からウネリ。

それらがミックスして三角波。

日本海のウネリは波長が短い。

次々と押し寄せて来る。

上下にダップン、バッタン

左右にクルリンとローリング。

自分はローリングに弱い。

頭を振られると意識が遠くなる。

40分ほどでポイント着。

水深は110mほど。

80gの緑金のジグでスタート。

本日の潮は午前中ほとんど動きなし。

まったりと着底するはず…なのだが。

80mからぐい〜んとラインが斜めに

そのままラインは出続ける。

120、150、180m〜

着底後も流される。

巻き始めるが潮の流れが強くロッドがしなる。

底潮が異常に速い。

再着底させると200以上もラインが出る。

嵐のような海況にこの底潮。

絶望感が襲って来る。

回収巻きも抵抗が強く巻き辛い。

ラインが出ているので時間を要する。

船酔いの兆候を感じながらも頑張る。

開始1時間ほどで相棒にコアラ。

小アラです。


頭が船酔いで朦朧としてきた頃

相棒に本命らしい中り。

緩めのドラグがえらく出る。

時間を掛けて真打ち登場。

今季初真鯛だ。60超と思われる良型。

おめでとう㊗️

オレも頑張るぞ…と思ったら意識が遠のく。

そのまま横になり暫し休憩。

さようなら…鳥海山

おやすみなさい…月山

横になると苦しめられた波が心地良い。

ゆりかごとなって熟睡。

😴

😴😴

😴😴😴


その後、ウネリは収まることはなく

底潮も落ち着くこともなく

寝たり起きたりでコアラを二匹。

相棒から借りた

タングステン190gのタイラバで揚げる。

しかし、沖上がり直前

中りが

底から30mほど

イタズラするでもなく

突然、ガツンとひったくり

猛然と走る、ドラグが鳴る

すかさず合わせると

フッ…と軽くなる

ヘッドの重さもない

相棒のタングステンが…

5千円ほどの高価なヘッドが…

回収するとリーダーの先端が噛み切られ

飲まれ切れだろうか

恐ろしく大物の気配だった。

タイラバ全体を一飲みする奴だ。

一体何者だったのだろう?


14時頃

「時間となりました上がります」

業務放送で沖上がり。

遠く真っ白な月山を眺めながら航行。

ウネリの収まり始めた海を快走。


15時頃帰港。

船長はまたラダーを渡り軽自動車に乗り込む。

そして船を引っ張り揚げて下船。


今季初真鯛遠征は終了。

厳しい海況に翻弄されたが相棒の一発釣果で

真鯛を拝めた。

お初の船はとても感じの良い船長だ。


船長厳しい海況の中操船お疲れ様でした。

お世話になりありがとうございました。


釣り船 零松HP


帰路は龍上海鶴岡支店。

赤湯からみそラーメン大盛りで

腹を満たして20時頃帰宅。

船上で充分寝たので居眠りすることなく運転😅



【本日の釣果】

コアラ 2


相棒 真鯛63cm3kg