9月に入りましたが、残暑は相変わらず続く神奈川です。
それでも日は短くなってきて、お日様の力は日々弱まっていくような感じがします。
昨日までの一連の「えむの山日記・蝶が岳編」、お楽しみいただき、誠にありがとうございます。
あんな素晴らしい朝日の写真がスマホで撮れるなんて…なんだか悔しいですね(苦笑)
まぁ、でも、いいんです、いずれあんな写真を6×9サイズのツアイスでバシッと撮影したいものです。
今朝のポン王子。
ポン王子は、エアコンの効いた南和室から北側の洋室書棚の上でくつろぐことが多くなりました。
本人はいたってマイペース。
ごはんを食べると、さっさと自分の部屋に戻ってしまいます。
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さて先日整形外科クリニックの待合室で流れていたNHKのテレビ番組。
そこで、「養生料理」なるものが紹介されていました。
料理研究家の井戸理恵子先生がご提案されている「和風ラタトゥイユ」。
これは本当に素晴らしい献立です。
先生がおっしゃっていた「伝統的なルールに縛られずに、現代にマッチした献立に応用していくことが肝心です」…といった内容のコメントをされていましたが、非常に共感をしました。
☆こちらをご覧ください↓
シェフのヒトワザ!~夏の養生料理 和風ラタトゥイユ おろし添え~
夏場の暑い時期、辛い料理や冷たい料理ばかり召し上がってしまい、胃腸が疲れていませんでしょうか。
大辛口のカレーとか、焼肉、冷たい蕎麦、アイスクリーム…などなど、脂っこくて刺激的な料理で胃腸に負担が重なり、この時期に疲れが表れやすくなりがちではないでしょうか。
こんなときこそ、さっぱりとした旬の野菜を使った料理を頂くのは非常に有効だと思います。
今朝の料理。
左小皿から時計回りに…ポテトサラダ、和風ラタトゥイユ、秋刀魚の梅干し煮。
真ん中…キュウリと茄子、白瓜の浅漬け。
手前左から…土鍋ごはん、小松菜とシメジ、お揚げの味噌汁。
【限られた時間の中で手際よく段取りを…】
朝の時間は限られています。
皆様工夫をされていると思いますが、私の場合、前日の夜に9割がたの惣菜を作り置きしてしまいます。
まず出汁のストックを2.5リットルほど仕込み、保管しておきます。
そうすることで、いざというときに炊いたんとかいろんな料理にすぐに使えて便利です。
そして味噌汁の具材としては、小松菜やニラ、ネギ、シメジなどのキノコ類を適当な大きさにカットして、それぞれジップロック袋に入れ、冷凍庫で保存しています。そうすることで、味噌汁がパパっとすぐに作れます。
これであれば、翌朝の料理は盛り付けと味噌汁を作るのがメインとなり、だいぶ楽になります。
あとは献立の流れをイメージしています。
例えば…手羽とろ(骨なしの手羽肉)が大安売りだった。
→買う→ジップロック袋に入れて、おろし生姜と酒、みりん、醤油を入れて漬け込む【素材A】。
こうした【素材A】のような「作り置き素材」をいくつか用意しておくと、毎日のメニュープランニングに変化をつけることができて、また作業工程をシンプルに単純化することができますね。
例えばこんな風にです…。
****作り置き素材の用途マトリックス****
【素材A】手羽とろ漬け
→そのまま焼く(焼き鳥風)
→野菜と炒める
→出汁と一緒に煮て、シメジなどのキノコ類を合わせ、仕上げに大根おろしを入れてみぞれ煮にする。
【素材B】大根おろし
→そのままポン酢で
→焼き魚の添え物として
→みぞれ煮に
→炊いたんの添え物として
【素材C】青菜のおひたし
→そのままおひたしとして
→味噌汁の具材に
→サラダの具材に
…などなど少なくとも三品の献立がこの【作り置き素材】からスピンオフしていきます。
こうした元のいろいろと応用可能な素材を用意すると楽になりますね。
毎日同じような素材でも、飽きずに使い切ることが可能となりますね。
しかし、もうこうしたことは、普段から料理をされている方には釈迦に説法ですよね(笑)
優れた作り置き素材は、毎日の献立をプランニングするうえで拡張性の高いものだと思います。
それに対して「カレー(日本式カレー)」は、その対極に位置していると思います。
休日のお父さんたちが腕を振るう料理の代表である「カレー(日本式カレー)」。
それは、拡張性があるとしてもせいぜい「カレーうどん」「カレーパスタ」あたりが応用可能な献立が限界かな。
カレー以上の何かにメタモルフォーゼさせることはまずあまりお見受けしませんね。
そうした意味で、わたし個人は日本式カレーはあまり作らないのですが、たまに食べると美味しいですね( ´艸`)
…そう、あれは「たまに食べる」から美味しいのですよね。
普段の料理、毎日の料理。
だからこそ、さりげない中にも調理の流れを作っていくことが肝心なのかな…と思っています( ´∀` )♪
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