2019年06月29日と30日の二日間、 神戸中国武術協会主催・
靳樹明(きん じゅめい)老師による「養生推手特別講習会」を
受講しました。
その講習会で、「今の私の太極拳」・・・(たいしたものでは
ありませんが)・・・を形成する元を教えて頂いたと思うくら
い、大切な時間でした。
昼間の講習会で自分の五体を「繫ぐ」ことを、身体に染み込ま
せるためのツールとして
①、肩脇パッチン
②、八卦掌でシュアイショウ
③、肩廻し
④、十字站椿功
を学びました。(それぞれ詳細は、2020年04月13日にアップし
ました私のブログ「脚底下04」を参照願います。)
そして初日の夜の食事会で、もう一つとても貴重な体験をさせ
て頂きました。 その食事会は協会の方々に、靳ご夫妻も参加さ
れて、和気あいあい楽しく食事をしました。 丁度ご夫妻の前の
席だったので、つたない中国語をしどろもどろの状態で使いなが
ら親しくさせて頂きました。
会もたけなわになった頃、卓の上で老師が私の右手を、左手で
とらえて手の甲が上になるようにされました。 そしてそのまま
私の手の甲に、ご自分の右手人差し指の腹を載せられて少し推さ
れました。 私の顔を見ながら、どうする!の躰をおとりになり
ました。 私は肘を落として肩の関節を拡げ、腕と背中を繋げた
ままお尻を蹴って身体を前に移動しました。
「好!」という言葉が、老師の口から出ました。
そして居酒屋の箸袋に 一指禅気功 と直筆して頂
けました。
この事によって、やっていたことが間違っていなかったとの確
信を得たのか、自信を持って太極拳をやることが出来るようにな
った様な気がします。