私は今日、満七十七歳の誕生日を迎えました。
昔は数え年で喜寿を祝ったそうですが、今では満年齢、数え年どちらでお祝いしてもかまわないそうです。
今朝、カミさんから「喜寿ね! 何か美味しいものでも作るけど、何がいい?」と聞かれ、即「カレー!!」と答え、ひんしゅくをかってしまいました。 まるで子供である。 好きな物をと言われたので、好きなカレーと言ったまでで、結局”美味しい刺身”ということになりました。
午前中に一緒に買い物に出掛けて、刺身を購入してきました。
「安くついた~!」と、カミさんの声。
喜寿と言っても、私自身大して嬉しくもなく、淡々とした感じです。
私の父は五十三歳、母は六十三歳で亡くなっています。 平和な時代を過ごしてきた私などに比べれば、過酷な戦争時代を体験してきた父母の事を考えれば、「然もありなん」と思うだけです。
父の年までは何としても生きなければと、思っていながらその頃は、しらっと過ぎてしまってから、ああ五十三歳を超えてしまったという感覚でありました。 ただそれからは、いつあちら側へ行っても悔いが残らないようにしないと、もったいないという思いはありました。
まあ、これからも同じように過ごすことになるのかな?
七十七歳の誕生日に、チョット頭の隅に浮かんだことです。