昨日の優勝決定に続いて、今日は横綱白鵬関を破って文句なしの、横綱昇進をほぼ確定した。
日本相撲協会の審判部は、横綱昇進を諮る臨時理事会の召集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請する見込みだそうである。
今朝の朝刊(朝日新聞)では、初優勝の模様と「初土俵から15年」、「新入幕から73場所」、「大関昇進から31場所」、「高年齢30歳6ヶ月」-----と、遅い初優勝との報道がされていました。
2014年07月24日にアップした私のブログ、人生の7番目の記事である「満ちれば欠ける」で稀勢の里関の事を書いていました。
その時の綱取り場所の名古屋場所で、琴奨菊との大関対決で何も出来ずに3連敗を喫した稀勢の里に対して、満ちずに欠けるのだろうか。稀勢の里-----。残念だ。(抜井規泰)と、あった。
その前の夏場所で、13勝2敗の好成績をあげて準優勝し、その場所が綱取り場所で3敗を喫して、横綱昇進が絶望的になった時の記事であった。
「満ちれば欠ける」と言うのは、絶対的な力を手に入れても、その瞬間から衰えが始まるという意味で、師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)が弟子の稀勢の里に、その日になったら贈るつもりで温めていた言葉である。そのブログで、武術には極めることは無いと思っていますので満ちることは無い。したがってどんな地位にあっても、満足してはダメだということだ。常に精進しなさいという言葉だと思っています。稀勢の里関にも言いたい。横綱という地位が最終の目的では無いですよね。それだと寂しいですよ。ガンバレ稀勢の里!!
と紹介したこともあって、今回の快挙は大変嬉しいことです。
鳴戸親方は2011年11月に亡くなられたので、代わって親方の言葉として稀勢の里関に、「満ちれば欠ける」と言う言葉を改めて贈りたいと思います。横綱の地位は満ちた状態ではないですよ。これからも精進が必要ですよ。という意味で。
今まで11場所も、準優勝しているのにその次の場所、つまり綱取りの場所で優勝出来ずに、横綱の地位を逃した年が、2013年から丸3年期待外れを経験してきた私には、本当に嬉しいことです。
来場所(大阪場所)での横綱土俵入りの雄姿が見られるのが待ちどうしいです。
本当に良かったです。稀勢の里関。