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その読み方によって次の2種類に分類される事もある(括弧内のカタカナは日本語的な発音例)。
- イニシャリズム(initialism)
- 頭文字を一字ずつアルファベットの名のままで読むもの。
- 例: FBI(エフ・ビー・アイ)、OECD(オー・イー・シー・ディー)、WHO(ダブリュー・エイチ・オー)など。
- アクロニム(acronym)
- 連なったアルファベットを通常の単語と同じように発音して読むもの。
- 例: AIDS(エイズ)、OPEC(オペック)、NATO(ナトー)など。
頭字語の中には読み方が混同している例があり、例えばサービス指向アーキテクチャの頭字語である「SOA」は「エス・オー・エー」とも「ソーア」とも読まれており、イニシャリズムとアクロニムのどちらとも言える。
又、シリアルATAを略して「SATA」と表記した場合に、日本語話者は「サタ」と読む事が多いが英語話者は主に「セイタ」と読む様に、母語により読み方が変わる例もみられる。
「出来るだけ早く」の意味の「ASAP」の場合、「アサップ」とも「エイエスエイピー」とも読める。
又、情勢の変化によって頭字語をそのままに構成単語を変更する例も見られる。
これはアメリカ人による命名であり、当初イギリスではRadio Locator(電波標定機)と呼称されていた。
この総称「電波探知機(電探)」を更に陸軍では、電波の照射の跳ね返りにより目標の位置を探る警戒・索敵レーダーに対し「電波警戒機(警戒機)」(及び「超短波警戒機」)、高射砲が使用する対空射撃レーダーに対し「電波標定機(標定機)」と二種類に区分している。
この「電波探知機」の名称・呼称は陸軍のレーダー開発指揮者である佐竹金次少佐(当時)が、ある会議で「電波航空機探知機」と述べたのが簡略化(「電波探知機」)されて普及したものである。
更に、目標の電波探信儀が発した電波を傍受する一種の方向探知機に対しては、(陸軍の造語で狭義のレーダーを意味する)「電波探知機」(及び「超短波受信機」。
略称として「逆探」とも)称を充てており、「(陸軍称及び一般称たる)電波探知機」と混乱が生じている。
尚、戦後は「(陸軍称及び一般称たる)電波探知機」が広く世間に定着した為、「(海軍称たる)電波探信儀」は廃れている。