これをカットする事で合計1,063カラットの105個の宝石が得られた。
105個の中で最大のカリナンIは530.20カラットで「偉大なアフリカの星 」の別名を持ち、カットされた物としては長らく世界最大の大きさを誇っていた。
カリナンIはロンドン塔内に展示されており、見学する事が出来る。
現在、世界最大の物は、ザ・ゴールデン・ジュビリーである。
ダイヤモンド業界騒然の「若いダイヤ」 オランダの学者が発見
オランダ・アムステルダム自由大学の地質学者達が、若いダイヤモンドを発見した。
この発見は一般消費者に大きな影響は無いが、ダイヤモンド業界にとっては一大ニュースだ。
ダイヤモンドの生成には、極度の高温と高圧が必要とされる。
ダイヤモンドの生成には、極度の高温と高圧が必要とされる。
これ迄、その様な環境は地球誕生初期の地中深部にのみ存在すると推定されて来た。
然し最新の研究により、従来考えられていたよりも新しい時期に生成されたダイヤモンドがある事が明らかになった。
ダイヤモンドに含まれる不純物や亀裂は、消費者にとっては好ましい物では無いが、地質学者には生成時の情報を示す貴重な標本である。
9月下旬、英オンライン科学ジャーナル「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された論文に寄ると、アムステルダム自由大学の研究チームは、マントルを構成する鉱物の一つであるガーネットを内包した、南アフリカ産のダイヤモンド26個を分析。
ダイヤモンドに含まれる不純物や亀裂は、消費者にとっては好ましい物では無いが、地質学者には生成時の情報を示す貴重な標本である。
9月下旬、英オンライン科学ジャーナル「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表された論文に寄ると、アムステルダム自由大学の研究チームは、マントルを構成する鉱物の一つであるガーネットを内包した、南アフリカ産のダイヤモンド26個を分析。
サマリウム・ネオジム法でそれ等のガーネットの年代測定を行なった結果、驚くべき事に29億5000万年前の始生代に生成された物と、11億5000万年前の原生代に生成された物の2グループに分かれる事が判明した。
ダイヤモンドは何れもデビアス社から寄贈された物だと言う。
ダイヤモンドは何れもデビアス社から寄贈された物だと言う。
研究者等は世界の他の地域で採集されたダイヤモンドについても分析を進める予定だ。
ダイヤモンドの年代を一般人が見た目で判別する事は不可能な為、この研究結果がダイヤモンド愛好家にインパクトを与える事は無い。
ダイヤモンドの年代を一般人が見た目で判別する事は不可能な為、この研究結果がダイヤモンド愛好家にインパクトを与える事は無い。
だが、ダイヤモンド採掘に携わる人々にとってはチャンスを意味する。
このチャンスの規模を分かり易く例えると、ヴァージン諸島の何処かに隠されていると信じられている秘宝が、実はハワイ諸島に存在する可能性も出て来た、と言えるスケールだ。
更なる労力が必要になるが、大当たりする可能性も増える。
Trevor Nace
日本語で金剛石(こんごうせき)とも言う。
ダイヤとも略される。
結晶構造は多くが8面体で、12面体や6面体もある。
地球内部の非常に高温高圧な環境で生成されるダイヤモンドは定まった形で産出されず、又、角ばっている訳では無いが、そのカットされた宝飾品の形から、菱形、トランプの絵柄(スート)、野球の内野、記号(◇)を指してダイヤモンドとも言われている。
ダイヤモンドと言う名前は、ギリシア語の αδάμας(adámas 征服し得ない、屈しない)に由来する。
磨かれた物については бриллиа́нт(ブリリヤント)で総称されるのが普通。
4月の誕生石である。
石言葉は「永遠の絆・純潔・不屈」等。
雲母橄欖岩(うんもかんらんがん、mica peridotite)とも呼ばれる。
一部からダイヤモンド原石が産出される事で知られる。
それ故、層状に剥離する(へき開完全)。
この為、英語でblack lead、日本語でもこれを直訳して黒鉛とも呼ぶ。
但し、実際には鉛は全く含まれていない。
グラファイトという名は、それが判明した後、plumbagoと言う名が不適切とされた事で提案されたものである。
この為、ダイヤモンドの産出地はキンバーライトの認められる地域、即ち安定陸塊に偏っている。
安定陸塊(あんていりくかい)、安定地塊(あんていちかい)、剛塊(ごうかい)とも呼ばれる。
クラトンは、通常は大陸の内部で見つかる。
散在する各大陸の中央クラトンは、楯状地とプラットフォーム及び結晶質基盤岩とほぼ一致する。
楯状地はクラトンの一部であり、通常は先カンブリア時代の岩盤が、地表に散発的に露出している場所である。
これに対して、プラットフォームは基盤岩が水平、又はほぼ水平な堆積物の層によって覆われた物である。
又、同時に、"orogen" が山或いは造山帯を指す用語として導入された。
後代の著作者達が、前者を kraton と縮め、これが更に craton となった。
ダイヤモンドの母岩であるキンバーライトは古い地質構造が保存されている場所にしか存在せず、地質構造の新しい日本においてダイヤモンドは産出されないと言うのが定説とされて来た。
ダイヤモンド1キロを取り出す為に5300トンの岩石が掘削されている。
ダイヤモンドの採掘は、古くは鉱床の近くの河原等の二次鉱床で母岩から流れ出した鉱石を探し出す方式が主流であったが、1867年にオレンジ自由国と英領ケープ植民地との国境付近でダイヤモンドが発見され、その東隣にダイヤモンドの鉱床たる母岩があると地質学者が突き止めた事で方式が変わった。
その母岩のある地域はキンバリーと名付けられ、母岩を粉砕して大量の岩石を処理し、その中からダイヤモンドの鉱石を探し出す方式が以後主流となった。
キンバリーの最初の鉱床には、現在ビッグ・ホールと呼ばれる大穴があいており、観光地となっている。
このキンバリーの鉱床の中からデ・ビアス社が産声を上げ、ダイヤモンドの世界市場を支配する事となった。
この新子会社は、1924年にデビアスと合併して爆薬部門となった。
現在デビアスは多角的鉱山企業・アングロ・アメリカン社の子会社である。
デビアスは『ダイヤモンドは永遠と愛の象徴』として、婚約・結婚指輪の理想であると宣伝した。
この非常に成功したキャンペーン活動は以下が有名である。
- ロマンス映画中で結婚祝いとしてダイヤモンドを使う
- 有名人を使い、雑誌や新聞中にダイヤモンドのロマンチックな面を想起させるストーリーを掲載する
- ファッションデザイナーや流行仕掛け人を雇い、ラジオやテレビで流行を広める
- ダイヤモンドを広めるために英国王室に献上する
このデビアスのPR機関N.W.アイレ親子商会によって立案されたキャンペーンは、人々にブランド名を植え付ける事無く、只ダイヤモンドの理想的な永遠の価値を表現すると言う点で、後年長く模倣される新しい広告形式(イメージ広告)であった。
日本でも黒バックに「ダイヤモンドは永遠の輝き De Beers」とだけ銀文字で大書されたCMが知られる。
このキャンペーンは成功し、アメリカのダイヤモンド市場を復活させ、それに寄って高価な贅沢と言う印象が弱まった事に寄って、以前は存在しなかった販路を開拓する事に成功した。
例えば、第二次世界大戦前の日本におけるダイヤモンドは、一部の上流階級のみが愛好する物であったが、第二次世界大戦後に行ったキャンペーンにおいてダイヤモンドは「欧米風の生活におけるステータスシンボル」として扱われた。
又、アイレによって作成されたスローガン『A Diamond is Forever(ダイヤモンドは永遠の輝き)』はマーケティングの歴史の中で最も成功したスローガンである(直訳では「ダイヤモンドは永遠に」。偶然なのか007シリーズにも全く同じタイトルの作品がある)。
1967年には独立したばかりのボツワナ共和国北部のオラパ鉱山において大鉱床が発見され、その後も次々と鉱床が発見された事でボツワナが世界2位のダイヤモンド生産国となり、その利益によってボツワナは「アフリカの奇跡」と呼ばれる経済成長を遂げる事に成功した。
原子同士が強い共有結合をしている為、自然界に存在する物質の中で最も硬い。
然し、構造的な欠点がある為ダイヤモンドの靱性は余り良く無い。
硬度は結晶方向によって違う異方性で、ダイヤモンド加工を行うには注意が必要である。
ダイヤモンドの結晶欠陥の有無に寄り主に4つに分類される。
微量の不純物が炭素原子と置換され、時に格子欠陥をも引き起こすが、様々な色を帯びたダイヤモンドを作り出す。
他の鉱物と異なり、産地や不純物の有無を含め、全てのダイヤモンド結晶の比重はほぼ一定である。
・・・ダイヤモンドと言えば、かほく市宇野気のダイヤモンドストア(でも営業終了した・・・)や、近江町市場にある「世界の食品ダイヤモンド」、ダイヤモンド片山津温泉ソサエティ、週刊ダイヤモンド、片町の銀座ダイヤモンドシライシ 金沢本店、三菱重工が作ったダイヤモンドプリンセス等が思い浮かぶ。
大体ダイヤと言えば、カワダのダイヤブロック(因みにダイヤブロックの原型となったのは、実は鉛筆のキャップ。1960年代当時の小学生は学校に行く時家で削った鉛筆の先が折れない様にキャップを被せて行くのが一般的でした。通常、鉛筆は黒の鉛筆と赤鉛筆をセットで使っていたので、二本を同時に収納出来る鉛筆キャップがあれば売れるのではないか…と開発されたのが、ダイヤブロックの元となった鉛筆キャップでした)・・・誰がみんなのまちだよ。
ダイヤのAやら、『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』のツワブキ・ダイヤ(石蕗 大哉)やら、鉄道の運行図表ダイヤグラムやら、旭ダイヤモンドとか・・・う~む、宝石と全然関係無い事ばかり浮かぶ。
男だからか?
然しこれでもパタリロ!の読者だから、ダイヤモンドについては些少は知ってた。
4つのCの事とか・・・ん?
「何だCって」ってか?
もっと細かく言えば、色に関してはマスターストーン(基準石)を基に判定される。
無色に近い程高い評価がされる。
逆に、イエローがかっている物程評価が下がる。
但し、ダイヤモンドはピンクやブルーのカラーダイヤモンドもあり、それ等の色が無色以上に高く評価される場合もある。
最高はD、以下E、F、G…Zまでの23段階。
透明度になると傷やインクルージョン(内包物)の大きさ・位置・数によって判定される。最高は「FL(Flawless)」、以下「IF(Internally Flawless)」、「VVS(Very Very Slightly)1」「VVS(Very Very Slightly)2」「VS(Very Slightly)1」「VS(Very Slightly)2」「SI(Slightly Included)1」「SI(Slightly Included)2」「I(Imperfection)1」「I(Imperfection)2」「I(Imperfection)3」まで、全部で11段階・・・とかある。
細かくなったが、ダイヤモンドの宝石は、辛抱ゆうちゃんの結婚指輪で買った繋がりがある。
貧乏なので宝石類をポコポコ買ってあげられないのは辛いが、お金に余裕があれば買ってあげてもいいかなあ?