前回の続き

 

ドアを開けると

次男が先に中に入った

長男は私の後ろに隠れていた

 

すると

義父が嬉しそうに出迎えてきた。

 

恥ずかしそうにドアの外に戻る次男

 

私が、

 

おじいちゃんだよ

挨拶してごらん

 

って言うと

 

次男は

おじいちゃん?

こんにちは

 

長男もなんだか照れくさそうに後から家に入る

 

夫も出てきた

 

あれ、あのおかしな行動をしていたのが遠い昔のように感じるくらい

 

なんだか普通

 

離脱症状だったのかな

でもすぐこんなに普通に戻るものなの?

 

別居してから夫に会う時は

大体が

 

酔っぱらって横になっていたり

怖い目つきだったり

顔が浮腫んでパンパンだったり

呂律がまわっていなかったり

身なりも酷いものだったりしていた

 

でも目の前にいる夫は

昨日(幻視が見え奇妙な行動をしていた夫)とは

全く違う

 

夫の変貌ぶりについていけない

 

そして

 

昨日はごめん

 

と謝ってきた

 

何に対して?幻視が見えて変な行動?

奇妙なLINEの事?

 

義父に変な行動をしていたことを指摘されたのかな?

 

聞こうとする間もなく

 

次男は、パパに抱き着く

 

夫も嬉しそうに次男に高い高いをした

 

大喜びをする次男

 

恐る恐る玄関に入ってきた長男も

夫のその様子を見て

 

笑顔で家に入っていった

 

そして、少しの間

夫と義父に遊んでもらって

子供達は大喜び

 

検査がどうだったか聞くと

結果は次の超音波検査と血液検査の時にわかるようだ

 

年末調整の件は、離脱症状を言い訳に

手が震えて掛けないから代理で書いてほしいと渡された

 

はあ?ムカムカ

と思いながら、イネイブリングになってしまうが、期限もとっくに過ぎてるし、お金の件だからやむを得ない

受け取って私が書いて返送することにした

 

1時間ほど夫の家で過ごして、私たちは自分たちの家に帰ることにした。

 

車に乗る前に

長男は

 

『またパパの家に行くよね』

 

ってちょっと涙ぐんでいた

 

その長男の言葉、表情にグサっとなった

 

酔っぱらっていた夫の時は

 

うちにアポなし訪問してきたパパに会うこともためらっていた長男

 

そんな長男だったけど

やはり、生まれ育った家で

普通の良き父の姿を見たら

そう思っちゃうよね

 

次男も

笑顔で

またパパの家に行こうね~

 

私が間違っていたのかな

と思ってしまった

 

いや、いや、違う

間違っていない

 

もし夫とまた一緒に住む事になっても

夫の断酒が継続できなければ

また子供達を傷つけるだけ

 

でもやっぱり子供たちにとっては

 

世界でたった一人のパパ

 

酔っぱらっていない父親に会わせてあげることは必要だ

 

今はこの関係がいいんだ

 

そう自分に言い聞かせた

 

でも長男の言葉に

複雑な気持ちになって

帰りの運転中に涙が出そうになった