とうとう四年住んだ宇都宮とも別れを告げ、会社が借りてくるたレオパレスに移り住んだ。場所は限りなく埼玉に近い茨城県。
風邪が流行りだした12月凍える寒さの中一人寂しくコンビニにいく俺である。
今日は珍しく、宇都宮の友人が遊びにきた。
近隣にある不二家のファミレスにいくと、なんとケーキ食べ放題がやっており、1000円で何個食ってもよいとのことだ。となりのテーブルにいた、ママともらしき主婦三人組は何枚もの皿を積み上げていた。まさに回転寿司。
おでこから口にかけて、汗が流れる。
ミディアム風にやかれた俺の顔面から、肉汁がふきだし、とまらない。
まさに地球温暖化、年々夏日がのび、蝉の寿命ものびんじゃないかと思うくらいの暑さ。
そこで俺は暑さを忘れるキーワードを思いだした。
まずは、アイスだ。
次に、裸
次にクーラー。

そして俺はギンギンに冷えた部屋でアイスをたべ、裸俗になっている。
人の足音がやたら耳につく。
俺はとある宇都宮の公園のベンチで、一心不乱に文庫本のページをめくっている。何時間も目線を下にしてると、その前を通る人の足音が自然に耳にはいる。
スニーカー、ハイヒール、サンダル、流石に裸足はいなかった。色んな靴が目の前を横切り、その足音に耳を傾けてながら、読書を楽しんでる、二日に一冊のペースで文庫本をよんでるが、何かを得るためにというより、何をやっても新鮮感を味わえない30後半、限りなく40代の俺にとって、今となって新しい世界を感じさせてくれるために。
新しい世界に胸をときめかしながら、足音という人の足跡が耳に感じる。
くたびれた俺の靴をかんじ、来月からの新たな会社で、新たな世界に足を踏み入れるために、新しい靴を買おうと思う。