今日、俺はクリスマスケーキの予約をした・・・。
チョコレートケーキの上には子供だましのチョコでつくられたサンタの家がのっかっているやつだ。
家族の分と俺個人のもの、計2つ・・・。
一人暮らしの孤独感たっぷりの俺でも、クリスマスに酔いしれたいと思い・・。
24日はケーキを一人でたいらげる予定でいます。
2000年冬・・・26歳の俺は社会人一年目。いまだ会社にも人にも仕事にもなれず、今迄つらぬき通してきた自分が崩壊した時期でもあった。
通常の業務をこなせる知識、経験がなかった俺は今だ、つまはじきものに・・・。
仕事中一日10回は頭の中で繰り返す言葉は
『あ~~~辞めてぇ~~~~。』
後ろからみる前のデスクの上司は異常に頭がでかく、俺の視界がよくさえぎられる・・。その頃から俺は遠い風景をみることができず今の眼鏡生活があるのだろうと感じる。
となりにいる副支店長は、いつも難しい顔をしているが、それが演技であり、俺と二人になるとエロ話中心の会話になる。そこで油断し、俺もハメを外し気楽に話すも、それが副支店長の作戦であり、いろいろ聞き出す手段でもあった。
俺はやられた・・・。
その罠にはまり、たびたび支店長室に呼び出され怒られる・・。
「○○(俺の名前)、お前、銀行員らしくないな。休みの日どこいっても勝手だが、言動にはつつしめ。」
ここで反論すると泥沼と思い、いつも・・
「はい、すいません。」
・・と。自分を押し殺すこと、この一年で20回以上・・・
まぁ~それがサラリーマン、社会人とはじめは納得していたものの、やはり割り切れない。
とうとう俺は爆発した・・・。
引き金は上司の暴言、ささいなミスを棚にあげられ、俺は無鉄砲にも・・
「やっぱ・・むいてないっすね、この仕事。辞めます・・とういうわけで帰ります。」
仕事を投げ捨て、椅子から立ち上がり背中を向け歩き始めた・・。
後ろから副支店長が・・
「まてまて・・ちょっと話そう。」
いきなりのさじを投げた俺に、またそのさじを拾ってきて俺に渡そうとするかのように、
「俺もお前のこと憎くていってるわけじゃなくて、みんな、そういう厳しくされて一人前になってるんだ・・お前だけじゃない・・。」
周りはそうでも俺はそうなりたくないというのが本音だが・・・どうみても周りの人より特別優れているわけでもない。業務的には足手まといになるのは当然だが・・・
もう俺の耳にはなにも聞こえない・・・。
『もう・・お前から聞きあきたんだよ~~そんな聞いたようなセリフ~~。雨とムチ・・・ もっと雨をくれよ~~~。このズラ~~~~。』
と思い、その場は俺も納得いったふりをしつつ立ち上がった席に戻った。そして俺は世間はクリスマスという賑わいの中、自分の身の振り方を考えていた。