ここ最近・・・俺は古いゲームにはまっている。

はまっているっていうより、中毒気味・・・。

今、きちがいのようにとりつかれてるのは、メトロイドシリーズの初期盤。

80年代のゲームだ。

これがまた、はまるはまる・・。一度クリアしても取り残したアイテムを揃え、パーフェクトに終わらすことが俺の自己満だ。

明日もまた寝不足で会社に向かう・・・。


2000年の夏・・ゲーム機もファミコン、スーパーファミコン、プレステーションと代替わりし、ミレニアム問題が騒がれた年でもあった。

それは今から10年前・・・。

俺はもっとも自分の適正に程遠い仕事に就いていた。

それは行員。銀行員である。

銀行というところは役職の名称も特殊であり、支店長、副支店長、支店長代理と、なぜか支店長と名のつく役職が多い。

俺はというと、新卒で入ったばかりのぺーぺー。

与えられた仕事は出納業務・・平たくいうと金勘定・・。

窓口から流れてきた伝票を、伝票にもとずき出金、入金を行い、帳簿に記帳しつつ大元の金庫を管理する仕事だ。

いや~~それがミスルミスル・・・。

神経質にやるも、それが緊張につながり、逆にミスル・・・。

まわりのおばちゃん連中も白い目で・・・。

あげくの果ては・・

「もうやらなくていい。」

という厳しい上司の一言・・。

そして時間をもてあましつつ、一日が終わる。

俺にとっては超辛い・・。

大雑把な性格が後押しするかのようにミスのトリプルプレー。

とどめとばかりに4年近く続いた金庫内の現金がドンピシャ記録を俺がストップさせたほどで・・。

それはわずか3円・・。

3円伝票と現金があわない・・。

俺の後ろには支店長と副支店長の鬼の形相・・。

俺はその3円のために深夜1時まで3円探しに没頭した。

『俺が3円払うから帰して欲しい・・。

と思いつつ眠たい目をこすっていた。

その後は副支店長の采配で解決にいたり、無事帰宅。

まさに初社会人の洗礼、ミスのトリプルプレーの裏の攻撃で三連続三振みたいな・・。

その後も一週間以上ミスの連発・・。とうとう9回裏の攻撃・・・。

アウト~~~試合終了・・。

とともに俺は支店長室に呼ばれる。

「お前・・向いてないんじゃないか・・・。」

と難しい顔をして俺に話す。

『辞めろといっているんですね。』

と読みつつも、当時の自己資本比率全国ワーストベスト5にはいるほどのメチャクチャ評判のいい会社だ・・。そして、これが少数精鋭と偽った会社のスリム化対策だ~~と深読みしながら、俺は連日連夜のミスをカバーした残業と早出で、ただただ逃避願望だけが強くなってきた。